見積もり

梅雨になって、湿疹が出ていた。痒くてしょうがない。胃腸の疲れが原因の湿疹なので、自分で調整して、それは落ち着いていた。

昨夜、つけ麺のやすべえに行きたくなった。この店の辛味つけ麺の甘辛い味が好きだ。暖かい汁に冷やして締まった麺がよく馴染む。よせば良いのに、割りスープを頼んで汁まで飲んだら、深夜、久しぶりに湿疹が出て参った。これは自分の胃腸が悪い。梅雨が明けたら、また行こう。

施術をしていて、症状の改善に必要であれば、揚げ物を食べないでくださいとか、酒を止めてくださいとか、生活上の注意をご案内する場合がある。主に食生活についてのものだ。

進め方としては、その注意を1週間くらいは徹底してみて欲しい。効果が分からなければ、モチベーションにならないからだ。その後で、食生活を少し戻して、自分の体のキャパを調べると良い。それ以上は症状が再発するというラインが見つかるはずだ。

昨夜の自分は見積もりを誤ったのだが、そのツケを払うのも自分なのだ。つけ麺は美味かったので、後悔はない。

肝臓は肋骨の中にある。施術者は肋骨に指を入れる様にして、肝臓下部の固さを見る事が出来る。

薬を飲んだり、打ったりすると、肝臓には張りが出る。薬品は肝臓で分解されるので、その負担が固さにも表れる訳だ。固さには、ディテールもある。例えば、ステロイドとピルでは、肝臓の固さに独特の違いが出る。傾向として、ステロイドは乾いた固い感触になるし、ピルだとゴムの様な感触がする。

強い薬の場合、情報の取り方として、肝臓だけではなくて、膀胱の状態を一緒に見ておく必要がある。肝臓で分解されてから、小水で排泄が行われるので、膀胱にも相応の負担が掛かるのだ。例えば、抗がん剤を打った後の身体の状態を見ると、薬品の種類と強度によって、肝臓と膀胱の固さが異なる事が分かる。

弱い薬だと、肝臓での分解と膀胱での排泄のプロセスが速やかなのか、翌日くらいには肝臓と膀胱が固くなる。ところが、強い薬だと、肝臓での分解に時間を要するのか、膀胱が固くなるのに一週間くらいの時差が出る。分解、排泄のプロセスにそれだけの時間が掛かるのだろう。

近頃は、コロナのワクチンを二回打った人達をちらほらと見る様になって来た。やはり肝臓と膀胱の固さを確かめているのだが、割と同時に固くなるので、ああ、このくらいの負担かと見当をつけている。

梅雨の湿疹

梅雨入りしてから、湿疹の出る方が多い。食後に痒くなるとのご報告も受けるのだが、この時期の湿疹の原因は胃腸の疲れなのだ。

梅雨には胃腸炎も増えるけれど、あまり食べない方が良いくらいだ。食中毒も注意喚起される時期だ。食べ物も確かに傷みやすいだろうが、胃腸が弱っていると余計にそうなりやすい。

自覚症状のないケースも多い。胃下垂でもなければ、鳩尾の下辺りに胃があるので、仰向けになって押さえてみたら自分の状態が分かるかもしれない。胃が疲れていると、痛みがある。胃は若干斜めになっているで、それに注意しつつ、胸焼けする人は胃の上部、胃痛のする人は下部を押さえると痛む。

大腿部前面に、胃が悪いとこれまた痛むところがあるので、そこを空手チョップでトントン叩くと、不思議と胃の痛みは消える事でしょう。上手く出来たら、湿疹もマシになるかもしれない。

豚骨スープ

目が覚めたら、豚骨スープに浸かっていた。

深夜に入浴して、そのまま寝落ち。朝、浴槽で目が覚めた。ビロウな話だが、何時間か出汁を取ってしまった訳である。

風呂から出て、時計を確認したら、7時間ほどが経っていた。そのうちに気がついたのだが、やたらに体が軽い。お湯は妙に粘っていたのだが、体から一体何が出たのだろうか。

中毒の抜き方として、お湯に浸かって、温度をだんだん上げていく方法がある。戦中、徴兵逃れに醤油を一升飲んで、その後にやったそうである。今回、図らずも風呂でデトックスをしてしまった。

肌がやたらに綺麗になっていた。梅雨入りしてから、お肌のトラブルのご相談が続いていて、自分も湿疹が出ていて痒かったのだが、それも落ち着いている。

風呂で寝るのは論外だが、意外な効用があったので、長時間の風呂は試してみよう。普段は志らくの湯が疲れが抜けやすくて好きなのだが、梅雨時は戸越銀座温泉が良いかもしれない。塩気が強くて、酒がすぐに抜けるくらいだ。

鍼灸眞髄

代田文誌『鍼灸眞髄』沢田流聞書を購入。昭和の名人の弟子で、自身も名人と呼ばれた著者が、師の言行を記録した内容だ。鍼灸の学生に読まれる本で、自分は初めて読む。

以前から耳にしていたが、沢田流が整体に与えた影響は大きい。有名な沢田流合谷は整体でも高血圧の調律点として指定されているし、陽池で子宮を調整する手法もそのままだ。

技法だけではなく健康観も引き継いでいる。例えば、子宮筋腫について、必要があって下血しているのだから、何を慌てる必要があるのだというセンス。

議論として、自分の関心に添っていたのは、理論的背景についての言及だ。元々、陰陽五行の身体観で運用される鍼灸を解剖学ベースで運用しても、チャンポンで中途半端な物になるとの指摘があった。

具体的にも、脳梗塞に対して、延髄で左右が逆になる神経の走行に従って鍼を打つ手法を批判しているのだが、これは自分にも実感がある。脳梗塞後の施術として、頭部を調整する際、麻痺側と同側の頭部に反応が見られる事が多いのだ。神経モデルでは整合性がない。

整体の場合、スポンデロテラピー由来だという神経の反射を用いるので、勉強の初期には戸惑った。西洋と東洋の医学用語が混在して使用されるので、術者の中で整合性がどうなっているのかサッパリ分からなかったのだ。まあ、現在の関心ではまったくなくて、効けば理論はどうでも良いのだが、作中の話運びになんとなくスッキリするものを感じた。

おもしろかったのは、体毛についての指摘だ。皮膚を保護する為に弱った部位の体毛が濃くなるとの内容だった。本当だろうかと自分の体を調べてみたら、そんな気がしなくもない。大本の内臓が回復して、皮膚が強くなると、体毛もまた薄くなるというので、これは実験してみよう。

背中が丸くなる

背中の丸くなった高齢者の方への施術が続いた。度合が強いと、うつ伏せの姿勢になれない。

施術では、以前から腎を刺激していたのだが、効果はイマイチ。これは圧迫骨折には良いのだが。

最近、ふと思いついて、呼吸器を刺激する様になった。イメージはアレだ。海の家に置いてある大きな風船。空気を入れると立っていくのだが、人体もそんな感じ。

息を吸うと、胸郭が拡がって上体が起きるので、吸気が増える様に調整する。呼吸器のツボを押さえて、横隔膜を柔らかくする。すると、息を吸う度に背中の曲がりが伸びて行く。

これは効果があった。筋力で体を支えるよりも楽なところが画期的ではないか。後は保ちが課題だ。深呼吸をご案内しているので、家でもやって頂きたいところだ。

症状の背景を考えると、パニック障害では息が吸えなくなるけれど、背中が曲がる様な場合にも、呼吸器の働きに問題が出る様な神経の過緊張があるのかもしれない。

ベルセルク

『ベルセルク』の作者の三浦建太郎さんが、大動脈解離で亡くなった。残念だ。田舎にいた頃、古本屋で集めたよ。

話がちっとも進まないマンガだった。ストーリーの軸はグリフィスとガッツの恋愛なので、読者としては、それを残して後はカットでも良かったな。黄金時代編が一番好きで、美大出身者の描くファンタジーヤンキー漫画で良かったのに。最期まで読みたかった。

力む作家だったからなあ。作中、主人公のガッツはどんどん力んでいった。ここぞという時は、歯を食いしばって、全身の筋肉をバキバキにして剣を振るのだが、歯が欠けそうな描写だった。作者も血圧が高かったのではないだろうか。

小林麻央さんが亡くなった時には、乳癌についてよく尋ねられたものだけど、最近はやはり大動脈解離について尋ねられる。いや、脳梗塞もそうだけど、あの手の病気は予防的に血圧をコントロールするしかないのではないだろうか。

高血圧について、一般常識的には、適度な運動や食べ物の話はよくされるけれど、意外と小水の話はされないかもしれない。小水が遠いと血圧は上がりやすいので、水を多めに飲んで、まめにお手洗いに行った方が良い。特に、中年以降の女性に、お手洗いの遠い方が多いので、生活習慣の改善が要るかもしれない。

近大マスク

近畿大学が開発した新型マスク。飛沫防止性、機能性を兼ね備えているとの触れ込みである。いっそここまでやるとコスプレ感があって清々しい。

格闘技で使うスーパーセーフも思い出した。丈夫過ぎる為、パンチがクリーンヒットすると、顔は無事だが首を漏れなく痛めるという代物。

使用感は快適だ。蒸れないので、梅雨から夏に掛けて、同業者にお薦めしたい。

梅雨

朝から、足の裏が痛くて歩けないとの電話で目が覚めた。動画を繋いで見たら、脚の甲が腫れている。痛風だ。

どうすれば良いですかと問われたので、禁酒、断食、エアコンでの除湿、水飲んで小便に行ってくださいとお応えした。昼頃にまた電話があり、歩ける様になったとのご報告を受けた。

先週から、痛風の人を数人見ている。おそらく梅雨の影響だろう。湿気の影響で腎臓が草臥れると、小水の出が悪くなる。それで痛む訳だ。近頃は痛風でなくとも、腎の疲れが原因の腰痛が出る人も多いので、注意した方が良いだろう。腎の疲れの範囲は広範で、耳、目、喉、腰などに影響が及ぶ。

また、梅雨の間は、皮膚呼吸が滞るので肌がベトつきやすい。これについての対処としては、前屈をして大腿部を伸ばす。伸ばした途端に、皮膚呼吸が促進されるので、肌に触れるとサラッとする事が確認出来るだろう。

ニッチ

この10数年くらいの間、胸の使い方を研究していた。臍下丹田を意識すると、体がカッと熱くなる様な体の変化はすぐに起こるのだが、中丹田ではそれが出来ないので練習を続けていたのだ。ニッチ過ぎる話だが。

理由としては、下丹田ばかりを鍛えると、確かに心身は強くなるのだが、自我の肥大が起こりやすいからだ。メンタルバランスを崩しやすいし、ついでに早死にする術者も多い。強力だが、生命力を損なう様な気がしてならない。別にそれでも良いやと思わないでもないのだが、出来ないのは悔しい。

それで、中丹田を使う為の訓練を続けていたのだが、4日前の夜に、それが急に出来る様になった。こんなに時間が掛かるとは思わなかったな。胸が固過ぎたし、性格の問題かもしれない。3日間、それで遊んでいたのだが、気の質感としては下丹田を使う際とかなり違う。下丹田だと熱感を伴うが、もう少し穏やかな感触になる。

上丹田の動きは前から良いのだが、レイキやスピ系の人がやるのはこれじゃないのかなあという印象もある。中丹田を使うよりも、更にボンヤリとした感触。そして、これらはそれぞれ作用が異なるのではないだろうか。まだ研究中だけど、古傷の傷痕を消す為には上丹田を使った方が皮膚の反応が良い様な気がする。鎮静作用があるというか。一方、下丹田を使うと治癒力を高めるので、炎症反応を強める様な気がしないでもない。アトピーとか、どうなんだろう。