不定愁訴

糖尿病の方を施術していたら、初期には術中に体がやたらに痒くなるとよくおっしゃっていた。また、喉が渇くと何度も水を飲まれていた。

急に腎が活発になる為だろう。前は採血しようとしても血が取れないから、針の周りの皮膚を絞っていたそうだが、今ではピューと出るそうである。

体の問題を探せばキリがないので、腎だけを的にしていた。

実際のところ、状態が悪いほど、施術方針の決定は簡単。目立つからだ。それこそ、白い壁紙に黒いシミが付着している様なもので、見落とし様がない。見つけるのは簡単でも、良くするのは難しいけどね。

これが不定愁訴だと、薄いシミを探す必要があるので、目を凝らす必要がある。こちらは良くするのは簡単だけど、見つけるのは難しい。

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