面子

ややこしい症状の方がいらしていて、まあ、それはいつもの事なのだが、今回は一際厄介で、治療手段としては手術をして脳の一部を焼くか、ペースメーカーに似た機械を入れるかの2択だとの話を受けた。

普段は病院と綱引きみたいになると面倒なので、あまりそういう事は言わない様にしているのだが、流石に気の毒である。手術を止めて私に賭けてくださいとお伝えした。

自分は割とシビアに人を見て、それはあまり外さない。冗談を言う余裕もあるので、大丈夫だと判断した。これが、人生終わりだという雰囲気だと、危なくて手は出せない。自分の性格的には手を引く案件だ。

そうしたら、上手く行った。もう手術は回避出来るレベルにまでご回復されている。症状については、滅多に安請け合いをしない。仮に、簡単な腰痛に見えたとしても、だ。今回は言った手前があるので、安心した。今夜は久しぶりに酒を飲むかという気分だ。

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