腹心環流

一昨日も胃液が上がって、一日中吐いていましたという方を見た。胃が固いけれど、胃のツボを調べても反応は薄い。自律神経というか、頭の調整をしたらそれで柔らかくなった。

昨日は先月に胸焼けのご相談のあった方が再訪されたので、その後の経過を伺った。やはり胃なのだが、前回は重曹水をお薦めした。アルカリ性で胃酸を中和する。飲んだら、落ち着いたらしいので良かった。

重曹水は食用の重曹を適量の水で希釈して作る。配合はネットで調べれば分かる。注意点としては、食前の飲用は消化に問題が出そうだから避けて、咳や胸焼けのあるタイミングで飲んだら良い。癖にしない方が良いので、症状が落ち着いたら止める。

しかし、この時期既に、新潟で30度という訳の分からない天気なので、本格的に暖かくなれば胃酸過多も終わるだろう。症状のピークは過ぎている。秋以降に気温が下がるとまた流行りそうなので、重曹水の出番はありそうだ。

むしろ、この時期になると、肝臓が腫れぼったい人が多い。例年よりも遅い。春はデトックスの季節と呼ばれて、肝機能が亢進する。飲酒の習慣のない人でも、肝臓はビールを飲んだみたいな腫れぼったい感触になる。寒い間に溜め込んだ脂を排泄する時期なので、肝臓が機能亢進するのだ。

要するに、下痢をする。春の下痢といって、脂を排泄する。そして、それがスムーズではない場合に、肝静脈が交通渋滞を起こして心臓に負担が掛かる。症状としては浮腫み、動悸、眩暈、頭痛といったところか。

ちなみに、心臓の負担が大きいと、二の腕がタルむ。心経だ。二の腕の肉が垂れると振袖と揶揄されるけれど、実は心臓に負担が掛かっている体調を示している。ペースメーカーを入れている方の二の腕はしばしばそうなっている。

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