ホテルで紅白を見ながら、わざわざソウルまで来てやることか？となんだか虚しくなって来たので、近所のバーへ出掛ける事にした。意地である。
シーシャを頼んだら外の席を案内されたが、氷点下である。キャンセルしてカウンターへ移動した。
それで正解だった。1人で飲んでいる女性がいたので話し掛けたらおもしろかったのだ。カンナムで絵を教えているそうである。生徒は金持ちのお子さんが多いのかと尋ねたら、絵はそうでもない、お金が掛かるのは音楽だとのお返事があった。尚、語彙力の問題からrich man’s childという酷い単語を使った。
韓国人は教育に熱心なので、進学校が集中しているカンナムエリアに無理をしてでも引っ越して来るそうな。彼女も通勤が楽なので家賃が高くても住んでいるそうだ。
そういえば、知らなかったけれど、韓国人には漢字が苦手な人が多いのね。韓国では日本の少し古い曲が好んで聴かれるというので、好きな歌手を尋ねたら、漢字が読めないので歌手の名前が分からないとの事であった。YouTubeを開いて見せてくれたのだが、竹内まりやや広瀬香美がセットリストに並んでいた。韓国人の名前は漢字表記だから、漢字が読めないのは意外だ。
変な日本人に付き合わされて気の毒なのだが、自分は英会話の練習が出来てご満悦である。良い夜だ。
