新店舗の準備で慌ただしくなって来た。施術室に畳を入れるつもりなので、昨日は畳屋に見積りを頼んで来た。知らずに行ったら当たりで、皇室御用達の5代続く老舗だった。
自分で畳を用意した事などないので、畳屋で畳について教わった。近年、琉球畳が人気で注文してから一年待ちらしい。
材質にはイグサ、紙、樹脂がある。樹脂は介護用があるくらいで強度と防水に優れるが、肌触りは良くない。肌触りが良いというので、紙を編んだ畳を勧められた。防水には難があるけれど、強度はイグサの2〜3倍あるそうだ。日焼けもしない。
厚みには30㎜、55㎜、60㎜の3種がある。座ってみたけれど、30㎜に座るとベニヤ板と感触が変わらない。仕事では一日中正座で過ごす事になるので55㎜を頼んだ。
天井が比較的低い物件なので、畳を入れると部屋の圧迫感が出る懸念があるけれど、自分は正座だし、来る人は寝ている。問題ないだろう。
畳の縁無し、縁有りを選べるというので、縁有りを選んだ。茶室をイメージすると、その方がらしい雰囲気になる。
部屋の間取りが台形なので、畳の配置が難しい。先代と現社長が、これは関東間が良い、いや、京間だと議論しているのを横で聴きながら、良い店に頼んだと安心した。