尻の打撲傷というか、腰が痛かったのだが、すっかり良くなった。全治1週間くらいを見積もっていたので、良かった。
打撲は、打つ速度が速いと衝撃が体の中へ入る。その場合は青痣が出来ないのだが、かえって内臓のダメージになる。今回も青痣は出来なかったが、胸部と下腹部に強張りがあり、立ち上がる際の腰痛があった。
数日経って改善して来たが、大腸の強張りがしつこく残った。内臓をターゲットに挙げているが、関連する筋肉群込みの話であって、別段に筋肉を無視している訳ではない。身体観が解剖学ベースではない、というだけの話だ。
最終的に、合谷と手三里を押さえると、腰が伸びて痛みが消えた。地機、漏谷辺りも効いた。
勉強になったのは、直後は体の強張りが強くて、自分の体の異常を感覚的に掴めなかった点だ。いつも響きを見て処理しているので、これには参ったが、2日目くらいから感覚的に把握出来る様になった。強ばり過ぎていると、鈍感になる。
また、痛くとも、仕事に不都合はなかった。過去に体を傷めた際にも、型通りに動くと痛くはなかった。少しでも型が崩れて、腰でも反らそうものなら途端に痛いのだが、綺麗に動いている限りにおいては、痛みがない。これには自信を強めた。歳を取って、多少、足元が覚束なくなっても、仕事は出来そうだ。