我を怪しむ

喧嘩をして、足腰が立たないとのご相談。友達だったので笑ってしまったのだが、指と目の周りは腫れているし、終いには肋骨が折れていた。

牙のない中年にはなりたくないから鍛えると言うので、インプラントだけどと被せて、二人で笑った。

数日後、酒を飲んだら、背中が割れる様に痛い、救急車と深夜に電話が掛かって来た。しょうがないので、動画を見ながらちょいちょいしたら、痛みは止まった。

その後の経過を見ていると、禁酒の期間は痛みが治り、飲むとまた痛むのを繰り返している。

肝臓を押さえたら肋骨の痛みも止まるのだが、この手のメカニズムを理解する様になってからは施術が楽だ。

ただ、骨折は肝臓をやれば良いのかというと、そういうものでもない。他の人には効かないだろう。

その人の生活を相手にすれば良いだけの話だ。普段、どんな生活をしていて、どこに負担を掛けているだろうか。そこを見ていると分かりやすい。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。