Fabindia

インドのホテルは一つ星でコンセントが壊れていない、二つ星でお湯が出る、三つ星でエアコンが効くという感じである。

しかし、流石に五つ星ホテルはゴージャスだった。グワハティで泊まったアリスタホテルは実に快適だった。食事も素晴らしい。

インド人の富裕層が泊まっているので、目が慣れてサリーの良し悪しが分かる様になった。高級品は着物と同じで絹で織られていて、優雅な佇まいだ。肌色との相性だろうけど春色が多い。ターコイズ色がこんなに映えるのかと。

そういえば、インド人の服装を見ていて気がついたのだが、都会では男女共にモダンな服を着ているのを見かけたけれど、田舎では男性がモダンな服で女性がサリーという組み合わせが多い。インドの田舎の時代感覚は、日本の明治くらいなのかもしれない。

また、インドのちゃんとした店では良い生地の服が格安で手に入る事も知った。インド綿が有名な訳である。Fabindiaというチェーン店に出掛けたら、生地の質があまりに高い事に驚いて買い漁ってしまった。

日本で同クラスを買ったら30,000円くらいしそうなズボンが6,000円ほどで手に入る。クルタもあったけれど、日本で普段使いをしたいので、モダンな服だけを買った。ただ、女性用は流行の変化もあるので選び難いかもしれない。例えば、ロング丈のワンピースはあっても、スカートは見かけなかった。インドでは女性は脛を見せないから、フッション的に需要がないのかもしれない。インドのメンズは基本的にズボンとシャツなので、日本で着ても違和感はない。

宝飾店は日本にはない活気があるので、一見の価値がある。インド人は金が好きだ。あんなに混雑している宝飾店はかつて見た事がない。ただ、金相場は世界共通なので、値段は安くはない。宝石は生産地なので狙い目かもしれないが、相場を知らないので実際のところは分からない。

掘り出し物は、エルメスに納入していると称する生地屋で手に入れたカシミアのストールだ。インドは意外と服飾が熱い。

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