ハロゲイト

火曜日は伊勢丹にハロゲイトの靴を見て来た。

既にARCHWAYを一足持っているのだが、初めて履いた時にその履き心地に感動した。日本人の幅広、甲高の足に合わせて木型を作っているそうで、フィット感が強くて体が引き締まる様な感覚を覚えた。

興味を持って、木型製作者の松田哲弥氏のインタビューを読んだら、仕事の自信と凄みを感じた。革靴作りは、パターン:皮:木型=2.5:2.5:5だそうである。

以来、他の靴も気になっていたので見て来た。売れ線だというUTIPの靴の履き心地には、意外と感動はなかった。質の良い普通の靴だ。むしろ、ローファーが凄い。紐でサイズを調整出来ない分だけ、木型を作り込んでいるのだろうか。ARCHWAY以上に体がまとまる感覚がある。

いやまあ、自分は腐っても身体感覚を売り物にしているので、製品の使用感には五月蝿いのだ。靴を選ぶ時は踵でフィッティングするけれど、日本人には爪先でサンダルを履く様な履物についての感覚が強いので、意外と馴染みがないなんて事も考えた。

靴を選ぶ時は、踵から爪先の感覚も大事だけど、親指から小指に掛けての体重移動の感覚も重要だ。横方向のグリップの利かない靴を履くと、足首の捻挫をしやすい。靴底の問題でないとしたら、サイズが大き過ぎて靴の中で足が泳いでいるのかもしれない。

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