開店準備

施術室は仕上がった。ロールスクリーンは小豆色にしたかったのだが、布が欠品中だった。まあ、毛氈と色は揃うから良いかという感想がある。布団も新調した。幅が広いと正座の時に膝が布団に上がるので、腰に負担なのだ。

照明の位置が布団の真上なので、これは不味かった。仰向けに寝ると眩しい。注文した蛍光灯の防眩カバーが明日には届く予定だ。間接照明も検討したけれど、エステっぽい雰囲気は避けた。

待合室のレイアウトが難しい。北向きで台形なのだ。そのままだと、冴えない部屋だ。もう直前になったのに決まっていない。とりあえず、ソファは買った。これは国産の木工メーカーにすると決めていた。飛騨産業が有名だが、素材感が出過ぎていて好みではない。革製品のgentenにも同様の感想がある。カンディハウスは細い線で緊張感を作っているのが好み。今のIKEAの椅子には愛着があるので自宅で使う。

キャメルカラーなら、アッシュグレーのラグが合いそうだ。雰囲気も爽やかだ。木工のローテーブルでも置いたら可愛い。

しかし、悪い癖でこだわり出してしまった。中東系のカーペットの魅力に気がついてしまったのだ。偽物も多くて面白い世界だ。詳しい方に話を伺ったら、ヴィンテージ感を出す為に現地では車に轢かせるらしい。

そんな訳で買ったのだが、悪趣味なコーディネートだったかもしれない。ファッションに喩えると、柄物のド派手なシャツにキャメルのパンツを合わせる様なものだ。整体院の待合室というよりは、最早、夜の店の雰囲気である。螺鈿細工の黒塗りのテーブルでも合わせたら、クラブではないか。オレンジ灯のスタンドライトで照らせばもう完璧。

明日にはラグが届くので、合わせてみて待合室の用途に合わない様だったら、ラグは私用にする。施術所の玄関マットには大きいだろうか。そのまま待合室に使うのなら、ガラスのセンターテーブルを合わせるだろう。でも、ニトリでアッシュグレーのラグを買う事になりそうな気がしている。

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