この10数年くらいの間、胸の使い方を研究していた。臍下丹田を意識すると、体がカッと熱くなる様な体の変化はすぐに起こるのだが、中丹田ではそれが出来ないので練習を続けていたのだ。ニッチ過ぎる話だが。
理由としては、下丹田ばかりを鍛えると、確かに心身は強くなるのだが、自我の肥大が起こりやすいからだ。メンタルバランスを崩しやすいし、ついでに早死にする術者も多い。強力だが、生命力を損なう様な気がしてならない。別にそれでも良いやと思わないでもないのだが、出来ないのは悔しい。
それで、中丹田を使う為の訓練を続けていたのだが、4日前の夜に、それが急に出来る様になった。こんなに時間が掛かるとは思わなかったな。胸が固過ぎたし、性格の問題かもしれない。3日間、それで遊んでいたのだが、気の質感としては下丹田を使う際とかなり違う。下丹田だと熱感を伴うが、もう少し穏やかな感触になる。
上丹田の動きは前から良いのだが、レイキやスピ系の人がやるのはこれじゃないのかなあという印象もある。中丹田を使うよりも、更にボンヤリとした感触。そして、これらはそれぞれ作用が異なるのではないだろうか。まだ研究中だけど、古傷の傷痕を消す為には上丹田を使った方が皮膚の反応が良い様な気がする。鎮静作用があるというか。一方、下丹田を使うと治癒力を高めるので、炎症反応を強める様な気がしないでもない。アトピーとか、どうなんだろう。