日本人は若く見えるとはよく言うけれど、確かにそうだ。トルコ人の40代は日本人の60代くらいに見えかねない。
おそらく食事のせいだろう。油っこいし塩気が強い。チーズとオリーブの種類が多いので一通り試したけれど、塩気の強さに慣れなくて風味の違いを感じないくらいだ。
サマーラブDX号の乗客も同様だ。船の中でもフィッシュ&チップスが大人気。ただ、イギリスは行った事がないので分からないけれど、トルコの気候だと油と塩気の強い物を摂らないと体力が保たないのかもしれない。そういえば、タイタニック夫妻に出身地をお尋ねしたら、イギリスのご出身だった。中東人というのは間違いだった。
日本食が健康食と言われるのは、中年以降に太りにくいという文脈で評価されているのだろう。
ただし、施術をしていて、日本食にはタンパク質不足になりやすい弱点を感じる。50代以降のヘバーデン結節、膝の痛み、手首の腫れなどの関節痛にはタンパク質の摂取が効きやすいからだ。骨だとカルシウムが効きそうなものだけど、タンパク質である。
具体的には、タンパク質不足はまず手指の第一関節に現れやすい。不足すると可動性が落ちるのだ。栄養状態が悪いと40代からそうなっている。手指を曲げてみてピタリと指がくっつかない人は、1週間ほどタンパク質を過剰摂取した後に再度試してみてほしい。言っている意味が分かる事でしょう。
ちなみに、指関節に節が出来るのは栄養不足の長期化を示している。若ければ栄養を摂る事で節が取れる人もいる。