アキレス腱を切った男性。待合室で固定具を外して、片足ケンケンで施術室に入っていらっしゃった。
話を伺うと、手術は断って自然治癒力で治すとの事である。しかも、部分断裂ではなくて完全だというから、普通はアキレス腱を縫う。腱を損傷すると下手な骨折よりも大変なので、凄い話だ。施術後もケンケンでお帰りになられた。
今日、一月ぶりくらいにいらしたら、スタスタと歩いているので畏れ入りました。たいしたものだ。
ただ、その男性は空手家で普段からコンクリの柱を蹴って脛を鍛えている様な方なので、あまり基準にはならないかもしれない。
古い療術ではアキレス腱断裂の場合、何時間か熱いお湯に足を浸けておくそうである。充分に柔らかくなった後に調整すると繋がりやすいというのだが、やった事はないな。
自分の場合、目をひたすらに調整する。すると、アキレス腱が伸びる。関連して、足底筋膜炎のご相談は多いのだが、実際にはアキレス腱が縮んで痛みが出ているケースが大半。目とアキレス腱は繋がっているので、目を休めると良くなる。
