2日前、急に右目が見え難くなった。目が覚めたら、視界が濁っていて、全面に飛蚊が飛んでいる。人からはよく相談されるのだが、飛蚊症の経験はなかった。確かにこれは疲れる。
眼精疲労の調整をしても取れない。少々焦りつつ、何か変わった事をしただろうかと考えてみたのだが、昆布が怪しい。浮腫を取る為にカリウムの効果を検証していたのだ。数日、大量に食べていた。
調べたら、昆布はヨウ素の含有量が多くて、それが甲状腺を刺激するらしい。やはり怪しい。喉に触れたら、しっかり腫れているではないか。甲状腺のツボを押さえたら、喉の腫れが取れた。しばらくして飛蚊も消えた。眼圧が上がっていたのだろうか。
今回の教訓として、従来、飛蚊症の原因として腎の疲労を想定していたのだが、今後は眼圧或いは甲状腺の影響を検証する必要がある。
そういえば、過去、ヴェジタリアン複数名の方々から甲状腺のご相談を受ける機会が度々あった。これは大豆製品の摂り過ぎが原因になりやすい。大豆に含まれるイソフラボンが甲状腺に作用するのだ。動物実験レベルの知見らしいのだが、自分は人でも目の当たりにしている。
これも最初はお客さんに教わった。甲状腺のご相談があり、続けて施術をしても良くならないので参った。腫れは取れるのに繰り返すのだ。そのうちに、ご本人が夏場で豆腐の食べ過ぎだと気がついた。食べるのを止めたら、じきに良くなった。
イソフラボンは妙に強くて、加熱処理をしても残る。だから、甲状腺に問題が出ている場合、豆腐もお薦め出来ない。大豆が悪い訳ではなくて、摂り過ぎがダメという話。それにしても、昆布は失敗だった。浮腫を取るどころではなかった。