夏バテというか、熱中症の体をよく見る。頭や胃に触れると、そこだけ他の部位よりも火照って感じられるのだ。先々週くらいから、発熱したというご報告もよく受ける。ウィルス性でないなら、夏の疲れが出ているのだろう。
夏バテには発汗が重要なファクターだ。汗をかくと、火照りも発熱も解熱しやすくなるだ。塩が足りないと体が汗を惜しむので、まず塩を摂る。思い切って量を多めに摂ると良い。必要なうちは塩を甘く感じるので、味覚を信じる。エグ味を感じたら、そこで止める。
次に汗腺を開く。汗腺が閉じていると、肌がベトついて感じられるのだが、汗腺を開くと不思議とサラリとした肌になる。ちなみに、加齢臭にお悩みの方にも効果的かもしれない。やり方は簡単。大腿部、所謂、ハムストリングスを伸ばすだけだ。それだけで、全身の汗腺が開く。
夏バテして食欲のない人も多いのだが、夏痩せをダイエットだと喜んでいてはいけない。体力がないのだ。東南アジアに行くと、沢山食べる割に痩せている人が多いけれど、暑さを乗り切るには食べる必要がある。味付けを辛くして無理矢理にでも食べている訳だが、今の日本の気候だと現地の食生活を見習うべきかもしれない。