肝臓は肋骨の中にある。施術者は肋骨に指を入れる様にして、肝臓下部の固さを見る事が出来る。

薬を飲んだり、打ったりすると、肝臓には張りが出る。薬品は肝臓で分解されるので、その負担が固さにも表れる訳だ。固さには、ディテールもある。例えば、ステロイドとピルでは、肝臓の固さに独特の違いが出る。傾向として、ステロイドは乾いた固い感触になるし、ピルだとゴムの様な感触がする。

強い薬の場合、情報の取り方として、肝臓だけではなくて、膀胱の状態を一緒に見ておく必要がある。肝臓で分解されてから、小水で排泄が行われるので、膀胱にも相応の負担が掛かるのだ。例えば、抗がん剤を打った後の身体の状態を見ると、薬品の種類と強度によって、肝臓と膀胱の固さが異なる事が分かる。

弱い薬だと、肝臓での分解と膀胱での排泄のプロセスが速やかなのか、翌日くらいには肝臓と膀胱が固くなる。ところが、強い薬だと、肝臓での分解に時間を要するのか、膀胱が固くなるのに一週間くらいの時差が出る。分解、排泄のプロセスにそれだけの時間が掛かるのだろう。

近頃は、コロナのワクチンを二回打った人達をちらほらと見る様になって来た。やはり肝臓と膀胱の固さを確かめているのだが、割と同時に固くなるので、ああ、このくらいの負担かと見当をつけている。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。