自然治癒力

先日、骨折した方がいらしていたので、思い出した。2年ほど前に自分も左肋骨を折っている。その後のケアがいい加減だったので、急に気になりだした。

肋骨を確認したら、骨が一本だけ浮いて触りやすくなっている。曲がっている為だ。こうした肋骨の状態は、フルコンの空手をやっていた人によく見掛ける。肋骨に触るとデコボコしているので、すぐに分かる。肋骨は柔らかいので、折れやすいのだ。

どこの骨折でも一緒だが、周辺の筋肉を調べると、固く緊張していたり、逆に力なく弛緩している部位が見つかる。筋肉のアンバランスに引っ張られて骨も動く。肋骨周辺を調べると、腋の下に押さえると痛い部位を見つけた。その辺りをチョイチョイと調整したら、肋骨のカーブは正常に近くなった。まだ触ると分かるけれど、何回か繰り返せばそれも良くなるだろう。

自然治癒力に対して、真面目に仕事をしろよと思わないでもない。ちょっと調整すればすぐに良くなるのであれば、ほっといても良くなりそうなものではないか。ただ、曲がっているのを気にするのは美観の問題なので、それは体の持ち主の都合であって、体の方では繋がっていれば良いでしょというか、知った事ではないのかもしれない。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。