フリッカー融合速度

ハエを叩くのはなぜこんなに難しいの?世界を捉える速度「フリッカー融合頻度」がヒトと違っていた

ハエには人間の動きが約4分の1の速度に見えている、という内容の記事。

ところで、十何年か前に空手の体験の為に道場を訪ねたら、練習で先生を突こうとしたその瞬間に止められて、動けないという経験をした。業界で先を取るというのだが、それが衝撃でそのまま入門した事を思い出す。

今は仕組みが分かるのだが、当時は東洋の神秘という感じ。まさか人とハエほどの差はないだろうが、人間同士だと少しの差が大きなパフォーマンスの違いに繋がる。もう世界の見え方が違うのだ。

去年くらいから、ようやく自分にも先が取れる様になって来た。なんだかんだで十年以上掛かってしまった。やたらに精神論として捉えていたのが失敗の元で、要は自分が早く動ける様になれば、人の動きは遅く見える様になる。初動をとにかく早くする事を意識したら、上手くいった。当時、実際に動く前から相手に向かって走れと教わってサッパリ意味不明だったのだが、今は分かる。記事のフレームという解説は確かにそうで、一挙動を複数の動きの繋がりとして認識する様になる。

人間の知覚は、発信が出来たら受信も出来るというのが自分のこだわりの仮説で、例えば、それは語学習得のリスニングブームとは逆の方法論だ。今度はジャンルを変えて、語学で検証してみたい。話せりゃ聴こえるでしょうという試み。外国語はやたらに早口に聴こえるのだが、自分が早く喋れる様になると、果たしてゆっくりに聴こえるだろうか。それにしても、自分は何を始めるにしても、アプローチの最初は常に頭でっかちで笑える。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。