リラックス

クライアントの方に、重心を落とすと良いですよという話をしていたら、重心を落とすと何か良い事があるんですか?と訊き返されて、あ、そこからかという盲点だった。確かに、重心について考える人は少数派かもしれない。

重心を落とす事のメリットを理解する為には、逆に、重心が上がっている状態を想定すると理解がしやすいかもしれない。どういった時に重心が上がるのかというと、代表的なのは、精神的に緊張した時だ。肩が上がって首は強張り、重心は上がる。肩に力が入ると横隔膜が固くなり、呼吸は浅くなる。知的にも運動的にもパフォーマンスを発揮し難い状態である。

つまり、重心を落とす=リラックスである。それを習慣化すると、パフォーマンスを発揮しやすい体が手に入る。しかし、これにはかなりの訓練が要る。人の体は緊張しやすいのだ。すぐに力む。リラックスと口にするのは簡単なのだが、そもそも自分が緊張している事にも気がついていない人がほとんどだ。

整体の施術では体の強張りを取り除き、自然とリラックス出来る様な身体状態へ誘導する。理想的には、その状態をクライアント自身の手で再現出来る様にしてあげたい。現状、数名を除いては、自分はそのレベルの仕事を達成出来ていないので、今後の仕事上の課題としたい。そもそも、相手が興味を持たないというのが最大の障害なので、動機付けの為のホームページから用意する必要がある。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。