足湯

先日、盲腸を薬で散らした方が、またお腹が張って来たとのコメント。

お腹を確認したら固い。こういう時にお腹を直接に調整するのは良い手ではない。圧を加えるなど論外。調整方法の選択肢としては、ツボを刺激するのがベター。

そこで、膝下の足三里を確認したらカチカチに張っている。ここは胃腸のツボだ。しばらく刺激して、お腹の呼吸が大きくなるのを待つ。次に足首の関節を矯正した。足首もやはり胃腸の働きと密接な場所で、食べ過ぎると固くなり、逆に食欲不振だと弛んだネジみたいに関節の締まりが甘くなる。足首の関節を調整すると、お腹の緊張弛緩のバランスが整う。

一通りの調整を終えたら、お腹は柔らかくなっていた。

そういえば、代替療法では体調不良の際に体の各部を温める事がしばしば推奨されるのだが、お腹が痛い時には温めない方が良いケースも多い。例えば、盲腸炎の時にお腹を温めると腐る。

食べ過ぎや脂物でお腹が重たいなど、軽度のお腹の体調不良には、むしろ、足湯が良い。膝から下をお湯に浸けて温めると、お腹の疲れが無理なく抜けやすい。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。