手首が痛いというご相談。手首の内側の一点が痛み、手を床に着け様とすると更に痛むとの事。
頸椎に強張りがあるので、原因として見当をつけて施術を進めたのだが、痛みは止まらなかった。
それで、久しぶりに意地になってしまった。お代は結構なので、明後日にまた来てくださいとお伝えした。
仕事としてはかなり不味いのだが、このくらいは当然すぐに良くなるはずだという傲慢な動機による。というよりも、因果関係を分からないままにしておくと大変に気持ちが悪いのだ。
2回目に、よくよく体を調べてみたら、歯の噛み合わせから頸椎に強張りが出ている事が特定出来た。噛み合わせを調整したら、頸椎の強張りが消えた。今度は手首の痛みも軽症化した。数日後には完治したそうだ。ただ、その間に歯科にも行かれている。
噛み合わせの調整については、歯茎を調整する。悪くなっている歯は歯茎が緩くなっているのだ。
歯茎の調整をする様になったきっかけがある。何年か前に、友達とウェスティンホテルのビュッフェに出掛けた。その帰りの電車で、友達からお前の前歯、透明になってないか?と指摘をされた。
家で鏡で確認すると、確かに歯が青白く透明感のある状態になっていた。歯の裏に指を入れると、表側から透けて見えるではないか。かなり慌てた。それで研究をしたら、歯茎を調整するのが有効だったのだ。当初は歯の色を問題にしたのだが、この手法は噛み合わせにも有効だった。
薄毛もそうだが、結局、自分の為に研究した事が役に立っている。侵襲性がないので、優位がある。なんならこれ一本で飯を食う分には不自由しないだろう。すぐに飽きそうだから、一本化はしないけど。