一側の硬結をようやく正確に弾ける様になった。25年くらいの年月が掛かっている。
便宜上、弾くと言い慣わすけれど、擦ると表現する方が体感には近い。脊椎際の筋肉の束を指で擦る様にすると、繊維状にパラパラとバラける。
筋肉の束が団子状に癒着していて、とてもバラけそうにない状態の脊椎もあるので、その癒着を剥がすのが課題だ。下拵えを行えばそれらの癒着も剥がれるだろうか。
脊椎際の一側には神経系の疲労が出る。近頃、胃の調子の悪い方が多いのだが、胸椎5、6番の一側を調整すると良くなる人が多かった。頻繁に調整しているうちに、気がついたら上手になっていた。