先週、立川まんがパークを訪ねた。所蔵数は4万冊ほど。漫画喫茶でいうと、大きめの中型店くらいのボリュームだ。料金は400円で平日は一日読み放題だ。日曜日は半日ごとの入換制で、整理券も配る。18:00までの営業なので、仕事帰りに寄るという訳にはいかないのがネック。
内装のセンスが良い。和風のつくりで落ち着く。畳張りで押し入れみたいな個人スペースがある。棚の作り方が出版社ごとではないのが漫画喫茶との違いだ。ジャンルごとに並んでいる。図書館ベースだな。
そんな話を人としていていたら、立川市の図書館は司書資格を取る時にモデル図書館として紹介される様な場所だと教わった。ロボットを早期から導入した事とレファレンスサービスのレベルの高さで有名なのだそうな。立川まんがパークも図書館のレベルの高さが前提という事だろう。
一方、こちらはしばらく前に出掛けた角川武蔵野ミュージアム。インスタ映え必至の圧巻の光景。施設のコンセプトは建築ありきだな。
また、京都国際マンガミュージアムはこんな感じ。読ませるというよりは、ディスプレイという趣。こちらは画廊、美術館のセンス。ふと、美術館の陳列には水平、平面的になりやすい弱点があるなと連想した。時系列で作品をまとめるのが無難だからなのだろうが、うっかりすると退屈になる。もっと体験を売ると良いのではないか。