大正時代に丹田呼吸法が流行った。リバイバルがあって、日本でも90年代にはその手の書籍を本屋でよく見かけた。
藤田霊斎のひさご腹の写真が有名だけど、練習すると下腹の突き出た独特の体型になる。瓢箪というか、樽だ。
一方、空手の練習をすると胸の厚い箱みたいな体型になる。まあ、流派にもよるけれど、剛柔流とその流れで極真がそうだ。
そんな訳で、樽か箱だ。長年、鍛えて来たので、身に染み付いている。おもしろいもので、最近は一呼吸で体型が変わる。下腹に集めるか胸に集めるのかの違いですぐに体型が変わるのだ。どちらも美観は悪い。
実は、メンタリティにも影響しそうな気がしている。若い頃は丹田呼吸法ばかりしていたのだが、性格が支配的になる様な気もするのだ。気の弱い人がやるには良いのだが、やり過ぎても良くない。