塩と砂糖

暑さと湿気で熱中症状態の人をよく見る。発熱、咳、下痢、関節痛が多い。足の怠さを訴える方も多い。

体を見ると、胃腸に来ている。とにかく胃腸の調整ばかりしている。頭にある胃腸のツボを刺激すると、お腹がグルグル鳴り出す場合もある。

胃腸が疲れるのも不思議ではない。天候的には、もう東南アジアと大差がない。雨もスコールみたいだ。

ところで、東南アジアの料理はスパイシーで味が濃い。そして、現地の環境では栄養学は置いて、あの手の物を食べないと体調が保たないという事も想像する。

暑くて食欲が減退するのを辛さで無理矢理に食べる訳だが、話題の趣旨として、辛さにフォーカスしたい訳ではない。むしろ、重要なのは塩と砂糖だ。

水だけを飲んでも、汗で塩が出過ぎるので水分代謝が上手くいかない。大量の塩と砂糖を摂る必要がある。

発熱して解熱しないというご相談が数件あったけれど、塩と砂糖の大量摂取をお薦めしたところ、いずれも結果が良かった。水分代謝がおかしくなって、体が火照っているのだろう。点滴で栄養入れるのと大差ないけどね。

塩と砂糖の過剰摂取が健康に悪影響を与えるのは間違いない。ただ、摂らないと保たない天候だという趣旨の話。高血圧、高血糖とはバーターなので、自分で決めたら良いけれど、夏バテで参っている人にはお薦めだ。ちなみに、自分は食後にコカコーラとポテトチップを食べている。

摂取の適量は分からない。適当だ。それでも、摂取後はおもしろいもので、胃腸の張りが実際に取れる。また、人体の不思議なのだが、明らかに吸収の前に変化が起こる。この辺りのメカニズムは謎だが、プラシーボにも見えない。

タイトルとURLをコピーしました