鍛錬用六尺棒を人に譲った。
お相手は元引きこもりの少年で、後に歌舞伎町でスカウトマンになった青年だ。人生がハードモードな人こそ、体を鍛えるべきだ。トレーニングは辛いけど人生は楽になる。
一方で、時々、発達障害のご相談がある。やり取りをしていて、パソコンのトラブルと似ていると感じる。発達障害についてはCPUに問題のあるケースは稀だ。要するに頭が悪いと感じた事はない。むしろ、メモリー不足で適応障害を起こしているのではないだろうか。少なくとも、ややこしい整体に活路を求める様なタイプは。
傾向として、過緊張なのだ。複数のプログラムが同時起動している様なものだから、メモリーリソースに余裕がなくなって動作が重くなる。だから、体操を教えて体の緊張を取ると、軽症化するケースがある。体操はタスクマネージャーを立ち上げて、プログラムを強制終了させる様なものだ。
ただ、もしかしたら、体操よりも数息法の方が効くかもしれない。これは未検証だ。
パソコンの喩えにこだわるのなら、体を鍛えるのはハードディスクの増設みたいなものかもしれない。