立体感

着物の着付けを習った。帯を少し見える様に袴を付けると教わって、少し感動した。裏地に見栄を張る日本的な美学もあるだろうが、デザインの基本は立体感なのだと納得するものがあったからだ。スーパーフラットの中にも立体感がある。

時計も平面の中で如何に立体感を出すのかに腐心する。針と文字盤の距離をギリギリまで詰め、金属の磨き方を面ごとに変える事で立体感を出している。

待合室の雰囲気がどうにもピンボケて感じられたのだが、要するにこれも立体感の欠如が問題だと理解した。空間がノッペリするのね。

視線を上げたら良いと気がついた。スッキリした。

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