人には生活や体質の違いによって、負担の掛かりやすい場所に個人差がある。肩凝りに悩む人もいれば、腰痛に苦しむ人もいる訳である。
手技を仕事にしていると、実際にはもう少し細かく見ていく。いつも胸椎5番の動きが悪いとか、腰椎2番に負担が掛かっているといった様に見て行く。
一人一人のそうした場所を掴むと、施術はシンプルになる。自分の体についても、腰が痛かろうが、胃の調子が悪かろうが、頭を調整するとそれらの諸症状はまとめて良くなるという事をよく体験している。
患部の事は気にしないのがコツだ。そこを調整しても、あまり効果はないのだ。極端な話、捻挫や骨折などの外傷でもそうした現象が見られる。人体の不思議。