急に寒くなり、腎の負担が目立つ。発汗と排尿は相互補完するので、寒くなり発汗が減ると泌尿器の負担が増えるのだ。
火照ったり、微熱が続く様な症状が多い。頭頂部に触って汗ばむのもそうで、火照りの一環である。
また、冷えて血管が縮むので、血圧も上がりやすい。これは水を飲んで、トイレに行くと下がりやすい。高血圧の方にはトイレの遠い人も多いのだが、もう尿意に鈍くなっている場合もあるので、尿意がなくてもトイレに行くと意外と小水が出るかもしれない。
血圧が上がると、脳梗塞の心配のある人にはリスキーなのだが、風呂場とトイレで倒れる人が多い。大概、北向きに作られるので、冷えやすいのだ。用心するなら、温度差を作らない為に風呂場にストーブを入れて、入浴の前後には脱衣所を温めておくのが良い。
最近も倒れる方がいて、これは予想していたので悔しい。もうリーチが掛かってますよと伝えていたのだ。どこを見ているのかというと、掌と頭蓋である。
高血圧になると掌には薄い手袋をしたみたいな厚みと張りが出るし、頭に鬱血があると頭皮がパンパンに張りついて、頭蓋がボーリングの球みたいに固くなる。そして、本当に危ない時には掌の厚みが減って、頭皮の張りが増す。頭に血液が集まって、末端の血流が減る為だろう。