夏休み

夏休みにして、北海道に出掛けていた。

九州行きのチケットを取っていたのだが、台風の直撃で欠航。行き先を北海道にした。

難点は車の運転が出来ない事で、移動はバスと電車頼りだ。北海道には知人も多いのだが、旅程に余裕がないものだから不義理をした。

旅程は札幌から旭川、そこから富良野に降りて、帯広を経てまた札幌へ戻った。内容的には、温泉、食べる、寝るの繰り返しで穏便だった。

印象的なのは凌雲閣だ。茶色い源泉掛け流しの温泉で、鉄分が強いのか、入浴後には髪と肌がコーティングしたみたいになる。

旭川の老舗居酒屋の天金には感動した。イカのルイベは初めて食べた。食べ物は鮮度が違うので、寿司はそのままで旨い。北陸出身なので鮮度の良い魚介には慣れている方だが、北海道のはワンランク上ではないだろうか。

なんというか、中華が火と油に依存して、幅広い食材を食べ様とする試みだとしたら、和食は食材の鮮度に依存する料理だと感じる。

旅行中、革靴が雨で濡れて皮が縮んだのが不味かったのか、古傷が痛むのには難儀をした。過去に足首を骨折していて、欠けた外踝の骨辺が偽関節になっている。そこがたまに痛むのだ。

東京に戻ってから本式に調整した。まず関節を固定する手技を試してみた。関節は柔らかければ良いのかというと、そうとは限らない。ネジの締めが甘いみたいなもので、関節が過剰に動く事でかえって傷める場合がある。ただ、これは滑った。あまり効果がない。

次に、足裏の弛緩部位を調整してみたら、これは良かった。すぐに痛みが消えた。外踝を確認したら、偽関節も固定されている。普段の施術では、足裏をそこまで細分化して調整はしないのだが、偽関節の境目が触って分からないくらいになっているので驚いた。これは応用を探ってみたい。捻挫や骨折にそのまま使えるかもしれない。

タイトルとURLをコピーしました