日本の身体芸能は型文化だと言われているが、空手にはやはり中国の影響が強いのだろうな。
空手の型をやると、漢文のエッセンスを感じる。動作の一つ一つは人文字なので、その連なりで文章になる。それぞれに意味があるので、読み解く必要がある。
この半年くらいセイサンの型に凝っていた。突きを速くする目的の型だと捉えていたのだが、誤読だった。
コツを掴むと、力が球状に広がる様になるので、むしろ、間合を広くする型なのではあるまいか。相手の制空圏をもっと上手く取れそうな気がするので、今度、稽古に出掛けたら試してみよう。
身体文化にはその背景があるので、その民族の美学や思想が入り込む。それが興味深いという話だった。