胃腸の疲れ

最近はやたらに仕事が忙しかった。胃酸過多気味の胸やけで、胃腸の固い人が多い。発汗が減ると胃酸が増えるので、季節性の疲れだろう。風邪も流行り出している。ご時世的に、発熱に過敏になりやすいのだが、それはしょうがない。

胃腸が固いので、施術では足の胃経を押さえる機会が多い。この時期、三里よりも、腿の方に反射点が出やすい様だ。押さえると、反応の良い人はお腹がグルグル鳴り出す。

胃腸の疲れがあると、首が凝りを感じる人も多い。頭を左右に倒すと、引っ掛かる部位があるのだが、胃腸と関係のある場所だ。この時、首を揉むと余計に首の痛みは悪化しかねないので、むしろ、お腹をほぐしたら良い。

ただ、経験的に、手技的な指示をして上手くいくケースは少ない。手技は意外と難しいので、素人がやっても効かない為だ。だから、それよりはお湯でも飲んでもらった方が良い。胃腸を温めると、首の痛みは取れやすいかもしれない。

今の胃腸の固さは季節性の症状に見えるのだが、胃の場合、ストレス性の症状も多い。ストレス性の場合、頭を調整すると胃の固さが取れて柔らかくなるのだが、頭をやって良くなる様だったら、結果論としてストレス性でしたねと言える様な感じ。

まあ、本当は顔を見たら見当はつく。景気が悪そうだったり、極端に愛想の良い人の胃腸が固いのであれば、大概はストレス性だ。ストレス性とは別に、食事内容が体質に合わないとか、食べ過ぎで固くなっている様な場合は、直接に胃を押さえるか、胃の関係のある胸椎5・6番辺り、胃経を調整すれば、それで張りは取れる。

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