臨時休業にして、三重県へ空手の合宿へ参加して来た。もう何度目になるだろうか。
朝3時から山登りをして稽古をするのだが、今回は目隠しをして登るという企画で、一昔前のたけし軍団の番組みたいだ。初日は蹴りながら、二日目と三日目は突きながら登った。目隠しをすると、足裏の感覚が敏感になる様な気はする。
合宿中は3時間くらいしか寝ないので、とにかく眠い。それでも、1週間前から睡眠時間を減らして慣らしておいたので、今回は割とマシだったかもしれない。バスの移動中に瞑想じみたことをやったら、割と頭がハッキリするので助かった。
今回は帯を頂いたが、上達度合として、習い始めた当初の目的は果たした様な気がする。とりあえず10年はやった。
続ける中でおもしろかったのは、認知が変わるところ。自分の突きが重たくなると、別に体重が増えた訳でもないのに人に突かれても平気になるし、突きが速くなると、やはり人の突きが遅く見える様になる。その相対性が不思議だ。
整体と空手とで体の使い方が異なるのは、腹よりも胸を重視する点で、数年戸惑った。整体の感覚で体を動かすと、投げたり極めたりは出来るのだが、突き蹴りがサッパリ出来なかったのだ。途中から諦めて胸を使う様になったらマシになったのだが、何時の間にか、胸がやたらに分厚くなっていた。腹が出て、胸も厚みがあるので樽みたいな体型である。号を樽助にでもするか。
そういえば、下腹が下丹田、胸が中丹田、頭が上丹田だが、高僧は頭頂が尖るそうな。上丹田を鍛えるには、どうすれば良いのだろうか。頭を尖らせたい訳ではないのだが。