響き

近頃、難治性のご相談が続いたので、上達した様な気がする。この10年くらいの訓練が実を結びつつあるのを感じる。

脊椎の調整から、一歩進める事を目指していた。脊椎に迂回しないで、直接に体を把握したい。パッと一目見て分かる様になりたいという事だ。

施術を受ける人の中でも、体の敏感な方は、例えば、お腹に触れても肘に響いてますという様な感想をおっしゃる。他人の体に触れてそれが分かれば良いし、視覚的にそれが把握出来る様になると楽だ。

それで、だんだん技術が枯れて来た。トランプのタワーを立てる能力みたいなもので、技術というよりは技能になりつつある。

最近になって、教室を再開しないのですかとよくお尋ね頂くのだが、いまいちその気になれないのはそれも原因かもしれない。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。