手の小指、足の親指

体の使い方のコツとして、手の小指、足の親指がよく言われる。

どういった意味なのかというと、例えば、雑巾を絞る時に縦に持って絞るのと、横に持って絞るのでは、楽さが違う。縦に持った方が絞りやすい。

この時、縦に持つと小指側が動きの中心になるし、横に持つと親指側を中心に手を動かす事になる。

その際の体の使い方を観察すると、小指を中心に動くと肩が下がって、脇が締まる。逆に、親指を中心にして動くと、今度は肩が上がって力みやすい。そんな訳で手の小指が重要なのだが、何か道具を持った方が効果を体感しやすいかもしれない。

一方、足の親指にはどの様な意味があるのだろうか。間違えやすいのは、親指を力ませる事だろう。膝が固まって、動きにくくなる。むしろ、親指を蝶番的に柔らかく使うと、膝の動きを邪魔しない。実は、これをずっと勘違いしていた。

空手にナイファンチという型があり、瞬発力を養う型だと言われている。しかし、10年以上やっていてサッパリ上達しなかった。膝を抜いて動けと指導されるのだが、ぶきっちょにドタバタ動く癖が治らなかったのだ。これも足の親指を柔らかく使う様になって、かなり改善した。

日本の身体芸能はマニアックな指導をされやすいジャンルだが、それは裸足や足袋で稽古をするからかもしれない。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。