紹興

上海から新幹線で紹興へ向かった。作家の魯迅の故郷で、紹興酒の産地だ。

飛行機の中、Kindleで魯迅を読んでおいた。紹興の酒屋を舞台にした『酒楼にて』の主人公は、店でウイキョウ豆、青魚の干物、肉の煮凝り、豆腐の揚げ物を頼んでいる。干物だけは止めて、蟹の紹興酒漬けにした。

魯迅の行きつけだったという居酒屋は、現在では国営の店になっている。生蟹は牡蠣みたいに当たる事があると聞いていたので、ここで頼む事にした。国の面子が掛かるから、悪い物は出さないだろう。

紹興酒にはザラメを加えるイメージがあるけれど、それは熟成させない台湾産の紹興酒の飲み方らしい。紹興産の酒は数年は寝かせて発酵を進める為なのか、甘味が強い。お椀で出される紹興酒を口に含むと口内に甘味がフワッと広がる。

人力車を頼んで街を回った。

そういえば、Kindleは2024年に中国から撤退している。公共サービスみたいに使っているけれど、一企業なんだよな。重要な本は紙で残す必要がある。

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