この数年、体を強くする為の訓練ばかりしているので、反省して整体の訓練をやり直している。
通常、強くなるのは結構ではないかという話なのだが、強さは鈍感さ、弱さは敏感さと表裏一体だ。1人の中に両方の性質が要る。
健康オタクになって、例えば、ヨガをやりながら無添加食品、野菜中心の食生活をしていると、確かに体は敏感になるのだが、それだけだと満員電車に乗れないとか、感性が繊細になり過ぎて社会生活に難が出て来る。そのうちに東京に耐えられなくなって、石垣島に移住するみたいな事になるのである。酷い偏見かもしれない。
そういえば、自分はスピ系を嫌うのだが、なぜかというと、単純にユーザーに時間を守れない人が多いからだ。予約仕事で困るのである。一方で、現代人の頭を柔らかくする効果は認める。現代人が何にまず縛られいるのかというと、時間な訳だ。自分は元からユルいので、必要がないとも言える。これ以上、悪化させてどうするのかと。これまた適当な事を言うと、職種の相性的に役人や銀行員の方には精神衛生上の益があるかもしれない。
そんな訳で、自分では規律型訓練を行っている。具体的には武術だが、痛くてキツくて辛いので実は嫌いである。必要を認めて続けているだけだ。放っておくと際限なくダラシなくなりそうな懸念がある。基本的にOSというか自分を律する為のものだ。しかし、近頃ではこれにもやり過ぎの感があって、一度、リセットしたい。体が妙にゴツゴツしていて、整体ユーザー特有のヌメヌメした体の感覚がなくなっている。そこにあるだけで生じるはずの体の自律的な快楽がないというか。まあ、考え過ぎなだけで、ただの老化なのかもしれない。