池袋の西口周辺では、中華料理屋の出店が続いている。客層は中国人が中心で、メニューに日本語がない様な店もある。日本にいながら、現地の味を食せると話題である。
お店の傾向としては、旧満州、東北料理の店が多いそうなのだが、沸騰小吃城は一味違う。フードコート風の店構えで、各地方の郷土料理からメニューを選ぶ事が出来る。湖南、湖北、福建、沙県、東北、四川、雲南とバラエティーは豊富だ。
今回は鍋辺糊を頼んだ。魚介で出汁を取ったスープの中に、野菜と米粉の切れ端が浮いている。それで糊か。雰囲気はスイトンに似ている。なかなか濃厚な味だ。フードコートという体の割には、本格的なのではないか。しばらく通ってみたい。
以前、池袋西口のガチ中華特集の記事を読んだ際には、四川地方ではそんなに麻婆豆腐は食べられないで、ザリガニが好んで食べられるという内容が紹介されていた。この店も辛い炒め物、冷製の吸い物、丸焼きとザリガニのメニューが豊富だ。ちょっと手が出なかったので、次回の課題としたい。
食後、同ビルの地下にある香港誠記でデザートを食べた。ここは3回目だが、まだ日本人の客を見た事がない。