半可通の歴史知識だが、臍下丹田は禅から来ているらしい。歴史は意外と浅くて、日本では江戸時代に定着した身体観の様だ。
武家文化と結びついて、現代日本の身体観に根付いている。主に伝統芸能だ。例えば、剣道高段者の本を読んでも、臍下丹田が強調されていたりする。
一方で、室町時代に成立した香取神道流の稽古をしていると、臍下丹田の意識は薄い様に感じる。知識はないのだが、能ではどうなのだろうか?と疑問を持った。武智鉄二は置いて、もう少し文化人類学的な興味ですね。
そういえば、声楽でも腹式呼吸が言われるが、これも意外と歴史は浅いらしい。専門家に話を聞くと、腹式呼吸はパワーでやる感じだが、それとは別に喉の筋肉を細かく鍛えるやり方もあるそうだ。カストラートとか。
それで、丹田以外の切り口はないだろうかとなんとなく考えていたら、YouTubeで履き物屋さんの動画を見掛けた。草鞋の特集である。
動画を見て考えたのは、革靴と草鞋・雪駄との履き物としての違いだ。革靴は構造的に踵で足を支えるし、草鞋や雪駄などの鼻緒のある履き物は爪先で足を支える。体の使い方として、足裏への重心の置き方などを連想する訳である。
