上海ではやたらに老人ばかり見かけた。一人っ子政策の影響もあり、日本以上に高齢化が急に進んでいる。


表参道的なフランス租界には若者が集まっていたけれど、他ではあまり見かけなかった。


また、不動産バブルが弾けて以降、デフレらしい。デパートへ行くと客よりも店員の方が多いくらいだった。先行きは厳しいかもしれない。


ただ、街中の服を見ていて経済の底固さも感じた。置いてある品物が良いのだ。中国国産ブランドのコートが素敵だったりする。台北でもデパートを梯子してみたけれど、上海と比べると台北は品揃えが良くない。半導体で急に経済成長したけれど、中間産業が育っていないのかもしれない。単に台湾は暑いから、服飾文化が育ち難いという説もある。
とりあえず、嗜みとしてロレックスマラソンをしてみたのだが、やはり見本だけで売物はなかった。





時計屋の内装はとにかくトンガっている。
