金属加工

金属加工の事を調べていて、すぐに身体の事を連想した。

自分の身体の鍛え方だと、剛性と展延性に優れるが、靭性と弾性に乏しい。

要は強くて柔らかいけれど、バネみたいなしなやかさには乏しい。

棒術が好きなのも剛性で間に合うからだろうし、柔術が得意なのも柔らかさで相手の力の隙間に入りやすいからだろう。

一方で打撃が苦手で、吹っ飛ばすみたいな力の使い方になりやすい。身体のバネがないせいだ。それだと、対話の拒否というか、会話のピッチングみたいになりやすい。剣術が下手というか、剣術にならないのはそのせいか。

弱みを見つけて結論だけ押し付けるみたいなやり口に気がついて、反省した。稽古事には性格が出るので、普段からそうなはずである。

身体と人格に同一性を見出している訳だが、まあ、身体論の普通のロジックではある。どこまでが妥当で普遍性があるのかは知らないが、自分にまだ残っている数少ないロマンの一つ。いや、普段は腰痛やら膀胱炎やら具体的な事ばかりを扱うもので。

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