銀座通いは続いている。煌びやかで薄暗くて、相性的に居心地が良い場所だと感じる。
知り合いも増えて、なんなら施術を受けに来てくれたりもする。お前はどこで営業しているんだという話なのだが、健康と美容に関心のある方は多いので、自然な流れである。本を買ってくれた人がいて驚いたが。
先日、話を聞いておもしろかったのは美容整形の見つけ方である。鼻を弄っていると鼻頭を押すと痛いし、目頭切開は睫毛が切ったところには生えていないのでそこで見分けるそうな。豊胸はシリコンが固いので、ドレスを着ると胸元がI字になるはずのものが、真ん中に寄らないのでY字になると教わった。後は脇を見ろとも。何でも勉強である。
また、お店にいると自分が話し上手になったかの様に錯覚しやすいのだが、会話というのは相手に聞く気があるかどうかが肝要なので、相手が上手な訳である。そうした雰囲気を作る事の重要性を学んだ。
総じて、自分に足りなかった栄養を摂取しているという感慨があるな。能力を伸ばす絶好の機会ではないだろうか。自分を伸ばす材料は、それまで経験していない事の中にこそある訳です。一方で、陽性のコミュニケーション能力には乏しいのだが、陰性のそれは元から備わっているという気がしないでもない。
