6月から重度の坐骨神経痛の方を見ている。腰痛と足の痺れで、歩行困難になるほどの重症だった。
こんなに下手だったろうかと自信をなくすくらいに良くならなかった。やっと目処が付いたので書いている訳だが。頻繁にいらしていたので、坐骨神経痛のノウハウが溜まった。
先日、別の坐骨神経痛の方を見た。この方も症状が長期化していて手強い。久しぶりの来院だったけれど、予想以上に良くなったので驚いた。近過去には歯が立たなかった。
基礎研究を積み重ねて、難しい症例に手が届くという経験は多々あれど、とにかく数を重ねて上達するというのは案外に初めてだ。むしろ、臨床と研究は別物なので、惰性で臨床だけをしていても質的に向上しないという認識があったくらいだ。量質転化というやつだろうか。
坐骨神経痛はSEやタクシードライバーの職業病なのだが、眼精疲労がトリガーになりやすい。しかし、目を直接に調整するよりもその関係部位を調整していく方が効率的な事が分かった。直接に目を調整すると、坐骨神経が過敏反応して痛みやすい。
また、珍説を主張すると、坐骨神経痛は脚気に近いのではないか。その根拠はビタミンBが劇的ではないけれど効く為だ。当社調べね。ビタミンBで痛みが取れたりはしないけれど、施術の保ちに改善が見られる。