博打

施術で目の調整をしていたら、1億の価値があるとポツリと呟く男性がいらっしゃった。何の話かと思ったら、その方はギャンブラーで、ラスベガスで毎回1億円を賭けるそうなのである。近頃、負けが込んでいるという話であった。

昔のラスベガスには日本人が沢山いたけれど、近年、鳴らしているのはその方と秋元さんくらいだそうである。秋元さんは顔なんですねとお伝えしたら、違います、顔は私ですとのお返事があった。おもしろい。好きになってしまった。賭場では全てが自分次第で、その緊張感は何物にも代え難いそうである。剣豪の勝負みたいですねとお伝えした。

ちなみに、自分がマカオのカジノに行った際には、5000円勝ったところで止めた。まだ中国の景気の良かった頃なので、一ゲーム7万円の台もあったけれど、近づきもしなかった。性格が出る。博打に限らず、勝つ為の戦いをした事はない。負けない事を考える。しかし、口では慎重ぶるのだが、わざわざ危ない事をしておいて慎重ぶるので、人には意味不明に見えるらしい。

ラスベガスに行きましょうとお誘い頂いたので、そのうちに行って来るかもしれない。メジャーリーガーやプロスポーツ選手がお付きのマッサージ師を連れて海外遠征するけれど、そのギャンブラー版である。

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