内臓の位置調整

相も変わらず、胃腸の固い人ばかり。風邪も流行っている。寒暖の差激しい天候なので無理もない。

普段は自分も風邪くらい引くのだが、今年は引いていない。例年だと、決まって定休日の火曜日に風邪を引くのだが、知らず緊張感で保たせているのだろう。

さて、胃腸とも関連して、内臓の位置の調整法を工夫していた。内臓の位置がどう重要なのかというと、基本的に機能が亢進すると内臓の位置は上がるし、低下すると位置は下がる。例えば、胃下垂になると食欲はなくなる。だから、胃の位置を上げると食欲が出るし、下げると食欲がなくなる。これは人間機械論の部分。

逆に、ストレスで胃の機能が低下するなんて事もある。失恋すると胃と繋がる胸椎6番が下がるというので、そういう人がいる度に調べていたのだが、長い間、そんな人を見た事がなかった。パートナーと死別した方にそれを初めて見つけてしんみりした。

内臓の位置が重要になりやすいのはまず胃で、次は子宮だ。これも左右、前後、上下と意外と動く。ちなみに前後屈があると、性交痛の原因になりやすい。更年期に多いのは、子宮の位置が下がって出る膝の痛みだ。最近、このタイプの膝痛の相談が続いたのだが、子宮の上下の位置調整が苦手だったので研究していた。昨夜、技術的な問題は解決したので、次からはあっさり良くなるはずだ。矯体操法でスパっと変わる。

ふと思い出したのだが、昔、切迫早産の相談を受けた。入院を迫られているが、実家に帰省しての出産を予定しているので、それは避けたいという趣旨であった。検査では、産道の胎児の頭までの長さが問題にされるそうで、それを伸ばしてくれというシビアな依頼だった。それは捻れ橋体の後に、ひたすらに腎を調整した事を覚えている。それで検査はクリアしたのだが、流石に脂汗をかいた。

タイトルとURLをコピーしました