100日後に太る俺は嫌なので、皮膚の調整に加えて、自分の体を調整し直している。もうちょっと痩せた。
酷いのは足首で、右足を動かすとゴリゴリと関節が鳴り動きが悪い。アキレス腱が縮んでいるので踵骨を叩いて伸ばし、指骨間の硬直を弛めて調整をし直した。足首しつこく回したら動きが戻った。
立つと足の裏がペタっと地面に密着する様な感覚がした。副産物で腰も伸びた。蹴ってみたら、軸足の安定が増している。ストレッチをしても足首を回す人は少ないかもしれないが、丁寧に足首を回すと腰まで変わる。
お腹にガスが溜まると足首の関節は太くなるのだが、調整した後に右下腹部に触ってみると柔らかくなっている。この足首の可動とお腹の関連は整体でも知らないと馴染みのない考えだろうが、便秘だとやはり足首の可動は悪くなるし、逆に足首の可動が悪いとお腹の調子も優れないと施術では見立てる。
各関節も内臓機能と密接だ。例えば、手首は生殖器と関連するし、膝は腎臓と関連する。施術に応用すると、膝の可動が悪い場合は腎を調整する。すると、膝の可動性が戻りやすい。
整体では関節の動きなどの運動系と内臓機能の繋がりを整理しているのだが、これは鍼灸、漢方などの伝統的な東洋医学には形跡の薄いコンセプトだ。この辺り、整体はまだ新しい技術ではある。