橘玲『言ってはいけない 残酷過ぎる真実』

以前、白バイの全国大会の優勝者が来ていた。

当然、運動神経は抜群。施術中にうつ伏せとか、正座になってくださいと指示すると、もう普通人の5倍くらいの反射速度がある。神経から違う。

この方に限らず、運動神経の良い人の体を観ると、実はそんなに筋肉質ではない。逆に、むきむきマッチョな人の運動神経が良いかというとそうでもなくて、むしろ、不器用な事が多い。

身体的には、手首、足首などの関節が締まっているのが特徴だ。だから、人の関節を観ると、なんとなくその人の運動能力を想像する。

さて、最近、関節を締めるのに凝っている。それで実験をした。先日、研究会で男性同士に腕相撲をしてもらったのだ。負けた方の人の手首を締めて、再度、腕相撲をしてもらうと良い勝負になっていた。

おそらくこの結果は筋力の向上が理由というよりも、初動の速度が上がる為だろう。

ところで、頭の良い人の体の特徴については、これは頭皮に独特の柔らかさがある。神経的な負荷が掛かると頭皮は強張るものなのだが、こういう人は負荷が掛かっても柔らかいままだ。

いや、運動能力と知能において遺伝が決定的だという事実は弁えている。知能などは身長よりも遺伝が有意なのだそうな。つまり、肉体改造でどうにかなるというのは、ある種のロマンですね。

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