Furlan Marri 2116-A

Baumé&Mercier Baumatic

シリコン製ヒゲゼンマイを使用した高性能のムーブメントを低価格で実装した事で話題になった。一年半ほど使ってみて、クロノメーター級の高い精度と長いパワーリザーブに満足している。とにかくストレスがない。

当時、クロノスの広田編集長はボーマティックを評して、時計好きを喜ばせる要素には乏しいが、最高の実用時計の一つだという趣旨のコメントをしていた。使ってみて意味がよく分かった。上品なデザインだけど、フェティシズムはちっとも刺激されないのだ。

Furlan Marri 2116-A

そんな訳で、今度はマニア向けの時計を買ってみた。スイスの新興ブランドが一流ブランド並みの仕上げをこれまた低価格で実現したと、時計オタクの間での話題作である。針のヌメとした艶が素晴らしい。

コロナ後遺症

コロナ後遺症の方は何十人か見たけれど、胃腸を施術する事がほとんどだ。当然、手技でウィルスは観測出来ないので、感染症だという事実はアウフヘーベンして、体調不良として処理している訳である。

流行り出した2020年の4月頃、コロナに罹患して入院された方がいて、酸素濃度が91%まで下がっているので何とかならないかとのご相談があった。90%を切ると人工呼吸器に繋がれる。

動画で様子を見たら、胃腸が張っているので、負担を軽減する為に断食をお薦めした。すると、酸素濃度が94、5%まで回復した。

初期のウィルスは強かった為なのか、入院は2ヶ月に及んだ。その間、食べたら酸素濃度が上がり、抜いたら下がるという事を繰り返していた。まあ、2ヶ月も断食は出来ないので、協議の末、なぜかツナ缶が主食になった。本人の嗜好だ。

後遺症のご相談内容については、ブレインフォグ、倦怠感、咳がほとんどだ。胃腸が張っているので、まずそれを取る。胃腸も範囲が広いけれど、咳は胃で、倦怠感は腸だ。特に、横行結腸が張りやすい。

また、消化の負担を減らしたいので、出来る人は断食。次点で、揚げ物と辛い物を避ける様に指示する。最近も、倦怠感から休職されていた方がいたけれど、調子が戻ったのでめでたく復職された。ドーナツをよく召し上がるそうなので、それは禁止とさせて頂いた。

そんな訳で、不幸にして罹る事があったら、まず断食したら良いし、感染症流行下では腹八分目が健康法。水は沢山飲むのがお薦め。

ただし、味覚と嗅覚の障害は別系統である。胃腸ではなくて、胆をやる。これはコロナに関わらず、味覚障害に対しての自分の定石だ。手法を見つけたきっかけは向精神薬のリタリンである。昔リタリン、今デパスと言うくらいで、12、3年くらい前まではよく服薬している人を見掛けた。麻薬と大差ないので、あんなの気軽に出すのは藪に違いないのだが。

服薬して、舌の呂律が回らない人を何人か見たのだ。ハマラ先生という感じなのだ。体を調べると、決まって胆嚢が張っているので、それを柔らかくしたら、呂律が回る様になった。どうやら胆嚢に負担があると、舌が分厚くなるらしい。

その後、別件で、味覚障害のご相談が続く時期があった。全員、肥満気味の高齢者の方だったけれど、度合が強いと水を苦く感じるそうだ。それで、呂律がそうなら、味覚にも効くかなとやってみたら、結果が良かった。

そのままコロナ後遺症にもスライドさせて使っているのだが、これはまあまあ良い。先日もフレンチレストランに行くので、何とかして欲しいというご相談があった。前日に見たら、それで良くなりましたとお土産を頂いた。まあ、この方は軽症だった為で、大変な方もいらっしゃる。胆嚢なので、やはり揚げ物と辛い物は禁止だ。香辛料が不味いというよりは、大概、辛い料理は脂っこいからだ。

締め

小太刀は格好がついて来た様な気がする。一方、剣術はダメだ。調べてみたら、小太刀を構えて剣先を押し下げてもあまりブレないが、刀を構えると剣先がフニャフニだ。

稽古に出掛けて練習相手の反応を見ても、あまり怖がっていない。得物が長いと剣先まで力が通らないらしい。肘の締め方が足りないのか。何年もやっているのにもどかしい。

ナイファンチの動画を撮影したら、自己イメージの2段階くらい下手なのにもガッカリした。足が軽い。昔、カラテマスターにサンチンとナイファンチの違いを尋ねて、縦に動くのがサンチンで、横に動くのがナイファンチだという答えが返って来た事を思い出す。当時は煙に巻かれた様な気もしたけれど、今は分かる。速く動こうとして軽くなっている。

肘も足も締め方が足りないのか。内圧だけ掛けても、締め方が足りないと体が風船みたいに膨らむだけで、動きにバネが出ない。

文藝春秋

昨夜は文藝春秋社へ出掛けた。文藝春秋編集長の新谷学氏と服飾業界の重鎮である赤峰幸生氏の対談が目当てである。

対談前に、赤峰先生とお話しをさせて頂く機会があった。先生をお手本に黒づくめからの卒業を目指していますとお伝えしたところ、全て捨ててくださいとの力強いお返事があった。

失礼な言い方ですが、若作りをしないのが格好良いです。自分が歳を取る時の目標ですともお伝えしたのだが、本心である。御歳80歳、スーツ姿が美しい。

アカミネロイヤルラインでスーツを作ると、まずグレーを提案されるそうな。ご著書でも、グレー、青、茶色を三原色として推されている。

先生の私塾めいたアトリエには、2、30代の男性が集まっているそうだ。対談の客層とも重なる。

人の体を見ていて、今日から本格的な春の訪れを感じる。体が急に緩んだからだ。

まだ寒い割に、今年は春が早いのかもしれない。神経性の症状は春には悪化するけれど、不眠や気鬱が出ている人も見掛ける。

そういえば、この数日、妙な電話が掛かって来たり、エキセントリックな反応に戸惑う機会が多かった。

近所の老人ホームを経営しているNPO団体の職員の方から、入居者を出張で見てもらえないかとの問い合わせがあった。

良いですよと返事をしたら、上役の方から再度の連絡があった。それで、介護保険は使えますかと問われて、使えませんとお答えしたところ、使えないんだあという言葉と共にガチャンと電話が切れたので、驚愕した。

あの手の団体特有の社会性のなさには、以前にも遭遇した事があるのだが、なんというか、善行に酔っ払ってんじゃないだろうか。酒に酔ってる人の方が、まだ好みだね。

薄毛、リューマチ

30代も半ばを過ぎると、だんだん肉を好まなくなる人も多い。ただ、別に肉でなくとも良いのだが、タンパク質は必須栄養素なので摂る必要がある。

足りなくなって体はどうなるのかというと、端的には髪が痩せる。髪はタンパク質で出来ている為で、薄毛の方にはタンパク質の摂取をお薦めしている。

また、50代を越えて、手指の関節が膨らむ人を見掛けるのだが、実は、これもタンパク質の不足が要因である。その表れとして、まず手指の第一関節が固くなるので曲げてみたら良い。そして、タンパク質の摂取量を1週間ほど増やすと、第一関節の可動性が少し回復するはずだ。

要するに、リューマチの初期症状である。進むと、膝などの関節も痛くなる。意外にも、タンパク質が効くのだ。

具体的には、豚肉をお薦めしている。量は1日辺り300gを指示する。実際、辛い量なので数値目標なのだが、ちゃんと食べた人は回復が早い。施術では、その上でホルモン系のツボを刺激するのが、薄毛とリューマチ系の症状に対しての定石となっている。

凄いお酒を頂いて恐縮した。何かのお祝いに空けよう。

貧乏性なもので、高級酒を頂くとすぐには空けられなくて溜めてしまう。今、ウチの冷蔵庫の中は、なかなかに華々しい感じである。酒しか入っていないという。

昨夜は久しぶりに酒を飲んで、気絶するみたいに寝た。ビールを飲むと皮膚が痒くなるので、もしかしたらアレルギーがあるのかもしれない。気にせず飲むけどね。そういえば、頂いたドイツビールは痒くならない。エールぽい品だと大丈夫なのだろうか。ギネスビールも平気だ。

酒にも体質との相性があって、自分の場合、ワインの白は大丈夫で、赤は品を選ばないと酷い事になる。日本酒は好きだが、量は飲めない。黒龍と凱陣がツートップだが、あまり売っていない。実際に常飲するのは、米焼酎の鳥飼、ウィスキーかブランデーといった具合。意外と相性が良いのは紹興酒で、一人で一本空けても平気なのは紹興酒だけかもしれない。

工夫

剣術の構えが決まらないので、工夫をしていた。後ろ足の爪先の角度が不味かった。爪先が内側過ぎたのだ。

これまでは平足立ち気味にして、自分と相手の体の中心を結ぶ様にしていた。相手に圧が掛かるので好んでいたのだが、これは自分も危ない。

相手の中心は取っても、自分は半身にして中心を外すと空間的、心理的な余裕を持てる。相手からは遠く、自分からは近くとはよく言ったものだが、全く分かっていなかったな。

後は、流石にもう地面をバタバタ蹴っていないと信じたいのだが、今度、動画を撮ってもらって検証してみようか。折角、体に内圧を掛けても、歩く度に抜けていたら意味がない。

最近、突きのやり方を変えたら、力が面的に広がる様になったので、これは良かった。突くタイミングで内圧を掛けると貫通力は出るのだが、広がらない。

最初から腕に通しておいて、そのまま抜かない様に動くと良い、という感じだろうか。インパクトを作らないので、テレフォンパンチにならないのも良い。空手の極めのイメージが先入観として不味かった。足で地面を蹴るのと一緒で、エネルギーロスが大きい。

しかし、内圧を掛けると空気を入れたタイヤみたいな体になるのだが、血圧が上がりやすいので、これはなんとかならないものだろうか。もしかしたら、体が太くなってはダメで、エアコンみたいに循環が要るのかもしれない。

この2週間ばかり、胃のご相談が多い。

人間も哺乳類なので、寒いと胃酸を出して食べ様とするのだが、胃酸過多で胃壁が荒れるのだ。そこから、咳が出る場合もある。

この時期の胃の違和感をやり過ごすコツは、食べる事だ。食べて胃液を薄める。何かを飲んでも応急処置には良いが、吸収されるのも速いので、長保ちはしない。やはり食べるのが良い。

特に、17時くらいの冷え込む時間から、胃痛になるケースが多いのだが、その時間に空腹でいない方が良い。

また、胃酸過多の場合、大概は胃の下部が固い。上部が固いと逆流性も見当する。

いつも胃もたれと肩凝りを訴える方がいて、手強い相手なのだが、先日、ふと思いついて、胃よりも食道だろうかと狙いを変えた。

肋骨の中に指を入れて、角度を頭方向に取って調整したら、すぐにお腹がスッキリしたというので、これまでは見落としていた訳だ。

赤峰流

ファッション業界の重鎮である赤峰幸生氏がYouTubeの番組を持っている。

たまたま知って見る様になったのだが、活動が気になっている。昔から、歳を取ると体は希薄になるので、服の重要性が増すと考えていた。そのモデルとしての関心だ。

事務所に集まって、昔の映画を鑑賞する勉強会をやっているらしい。その様子が語られている動画を見ると、最近の参加者には気合の入っているのがいるが、常連は気が抜けているのではないか、との事である。格好の事を言っているのだ。おもしろい。

自分もダメ出しされてみたいものだが、赤峰先生は安易に黒色を着る事を批判されているので、着ていける服がない。

著書を読んだら、ちゃんとした服が欲しいなら、マーガレットハウエルを買えというので、わざわざお店に行って来た。素直なのだ。しかし、自分には似合わない様な気がした。

赤峰先生は服飾ブランドをお持ちなので、いっそそこでジャケットかスーツでも作ったら良いだろうか。

縄文天然温泉尖石の湯

正月、蓼科の縄文天然温泉尖石の湯へ出掛けた。よく行く川崎の志らくの湯のオリジナルの温泉だ。

昨年の7月にも行こうとしたのだが、その時は間違えて、近所にある尖石温泉縄文の湯に行ってしまった。そんなの分からないよ。

今回、やっと来れた。温泉は野っ原に穴が掘ってあって、お湯が沸いている。更衣室もなくワイルドな風情である。確かに、お湯の質は志らくの湯に似ている。かなり強いお湯で、出た後には温泉に入ったという強い体感がある。他の客もなく貸切状態だったので、温泉を満喫した。

この温泉自体は、黒川温泉がモデルらしいから、そのうち確かめに行きたい。

水虫

この二か月ほど、右足の小指と薬指の間の皮膚が剥けて痒かった。これは噂に聞く水虫という奴ではあるまいか。

人のは散々見てきたのだが、まさか自分が体験する事になるとは。残念無念。

鼠径部のリンパを刺激すると水虫には効くはずで、実際に良くなった人も多いのだが、自分には効果がいまいち。喫煙後に悪化する傾向もあった。特に、ショートピースがダメ。

それで、体を調べてみたら、足指の対象部位の付け根の皮膚が分厚くなっている。これを薄くする様に調整をしたら、すぐに良くなった。

皮膚を摘まむ様にして押さえると、菌を含んだ老廃物が流れるのか、一時的に痒さがかえって増すのだが、3日ほど繰り返したら落ち着いて、皮膚も剥けなくなった。

年末、忙し過ぎて、調整する暇もなかったのだが、今年に持ち越したくなかったので真面目にやったらすぐではないか。何時も思うのだが、少し調整したくらいで良くなるものなら、自然に良くなってほしいものだ。自然治癒力に仕事をして欲しい。

整体の施術には他動的な運動調整という意味があるから、普段の生活が運動不足だと自然治癒も十分に働かないという事かもしれない。毎日、一定の距離を歩いた方が良い。

吉田豪×くりえみ

整体を教えていた女の子から、仕事が上手くいっていますという年賀状が届いた。教えた側としては、そういう連絡が一番嬉しいね。

ところで、正月の朝から、なぜか吉田豪の番組を見ているのだが、対談相手の女の子がしっかりしているなあ。フリーランスがどうやって生き残るのかという、シンポジウム状態になっている。

タイプは167種かね。まあ、語られる内容は7種の言い様だ。うっかりしたら、自分も似た様な事を言いそう。

しかし、これは自分の話だけど、教え方を間違える事がある。自分の経験を相手につい押し付けてしまうのだ。相手が似たタイプだったらそれでも良いのだが、相手にそのやり方が向いているのかというと、そうとは限らない。それを理解するまで、時間が掛かった。いや、今でも理解していないかな。結構、厳しいんだよね。自覚があるから、大半の相手はお客さん扱いをするのだが、近い距離で教えた相手は目を合わせて話してくれなくなるという。

能力があっても、テーマのない人が苦手かなあ。本来、それは内発的なものだから、本人が何をやりたいのか分かっていない様だと、何を、どの様に教えたら良いのか分からない。ボンヤリしたイメージではダメで、具体的に詰める必要がある。

対談でも語られているのだが、若いと誰かが何とかしてくれるという過剰な期待をしてしまうのだが、成功の甘さも失敗の苦さも自分次第なのだ。それが分かっている相手なら、安心して見ていられる。フリーランス道みたいな話かね。

2022

大晦日の恒例行事、多摩川の河川敷で気合法の練習をやって来た。毎日、無声でやるのだが、やはり声を出すと違う。体がすぐにカッと熱くなる。

会として行っていた時には、忘年会の都合があるので、二子玉川駅で降りる機会が多かったのだが、今回は近いので多摩川駅で降りた。

鎌倉の大仏だが、この印を結ぶと、臍下丹田に充実感を得やすい。習った訳ではないのだが、形には意味があるので、とりあえず真似をしてみると分かる事がある。気合法はこれでやるのがお薦め。

スリランカの仏像はこの印を結んでいるが、これは労宮を介して、横隔膜の緊張を取る効果がある。吸気が強くなるので、過呼吸気味、パニック障害の方にお薦め。

2022年は日本社会の経年劣化が明らかになった年だった、と言えるかもしれない。もう自分達を騙せなくなったというか。しかし、症状でも本当に肩が凝っている様な人ほど、その自覚がないままに頭痛などで悩んでいる。少し状態が良くなると、肩こりを自覚する様になるのだが、そこから回復が始まる。頭痛もそこで良くなる。現状への認識を共有出来たのは、良かったのではないか。

響き

近頃、難治性のご相談が続いたので、上達した様な気がする。この10年くらいの訓練が実を結びつつあるのを感じる。

脊椎の調整から、一歩進める事を目指していた。脊椎に迂回しないで、直接に体を把握したい。パッと一目見て分かる様になりたいという事だ。

施術を受ける人の中でも、体の敏感な方は、例えば、お腹に触れても肘に響いてますという様な感想をおっしゃる。他人の体に触れてそれが分かれば良いし、視覚的にそれが把握出来る様になると楽だ。

それで、だんだん技術が枯れて来た。トランプのタワーを立てる能力みたいなもので、技術というよりは技能になりつつある。

最近になって、教室を再開しないのですかとよくお尋ね頂くのだが、いまいちその気になれないのはそれも原因かもしれない。

腎疲労

寒くなってから、血圧が上がったり、心房細動や不整脈のご相談が多い。

冷えて血管が縮むので、腎に負担が掛かる為である。今、人の体を見ると、左下腹部の泌尿器の場所が張っている方ばかりだ。

血圧もそうだが、泌尿器の負担を人は腰痛として感じやすい。この手の腰痛の特徴としては、お辞儀がし難くなる。

下腹部の張りを取ると腰痛も改善するはずだが、これは足裏の腎のツボを調整すると、張りが取れやすい。硬結を見つけて処理する。

軽い腰痛には苦労しないが、問題は腎結石がある様な人で、硬結も取れたものではない。足裏にパチンコ玉でも埋まっているんじゃないかという触感がある。

生活習慣を変えるしかないのではないか。腎の悪い人には、水の摂取量不足もさることながら、お手洗いが遠い方も多い。もう我慢とも思わずにトイレに行かない感じだ。これは女性に多い傾向。

男性だと、タクシードライバーや車の運転を仕事にされている方の腎を見ると、状態の良くない事が多い。これは職業病だろう。トイレに何時行けるか分からないから、水を飲むのを避ける様になる。

ベスト石田2

先日、またベスト石田のトークイベントに出掛けて来た。クロノス広田雅将編集長IWCマークシリーズの魅力を語る、である。

この1、2年の間、広田編集長は我が神だった。イベント後に話しかける機会を待って、編集長お薦めの時計を買いましたと、信仰告白が出来たので良かった。

いかにも構って欲しそうな雰囲気を出してしまっていたのか、退店する時にわざわざ席を立って追いかけて来て話をしてくれた。感動である。

IWCのマーク20のブレスレットタイプが出たら、買ってしまうかもしれない。

我を怪しむ

喧嘩をして、足腰が立たないとのご相談。友達だったので笑ってしまったのだが、指と目の周りは腫れているし、終いには肋骨が折れていた。

牙のない中年にはなりたくないから鍛えると言うので、インプラントだけどと被せて、二人で笑った。

数日後、酒を飲んだら、背中が割れる様に痛い、救急車と深夜に電話が掛かって来た。しょうがないので、動画を見ながらちょいちょいしたら、痛みは止まった。

その後の経過を見ていると、禁酒の期間は痛みが治り、飲むとまた痛むのを繰り返している。

肝臓を押さえたら肋骨の痛みも止まるのだが、この手のメカニズムを理解する様になってからは施術が楽だ。

ただ、骨折は肝臓をやれば良いのかというと、そういうものでもない。他の人には効かないだろう。

その人の生活を相手にすれば良いだけの話だ。普段、どんな生活をしていて、どこに負担を掛けているだろうか。そこを見ていると分かりやすい。

判断力と決断力

一端の趣味人ぶっているのだが、背伸びの産物である。今年は一本も時計を買っていない。昨年末に、3本まとめて買って、どうかしていたとしか思えないのだが、今は理性が憎い。

今年の休みは、ぼぼ時計屋に出掛けていた。小学生がポケモンの名前を覚えるみたいに時計の名前を覚えていった。そこで学んだのは、判断力と決断力は別物であるという事だ。

先日、伊勢丹に買うつもりで出掛けて、ああでもないこうでもないとやっていたら、店員さんが見兼ねて、みなさんスペックがどうとかおっしゃるんですけど、こういうのは一目惚れが全てです。腕に載せた時の印象ですよと言うので、ガツンと衝撃を受けた。

知識が増えると、物の良し悪しは判断がつく様になるはずだが、実際には選べていない。時計の欲しい物リストが増えているだけだ。問題になっているのは機会費用である。これを買ったら、他を買えないというのを気にしている。

つまり、決断力というのは資金と時間が根拠になるのではないだろうか。それがないとやり直しが利かないから、どうしても慎重になる。だから、若い人の方が思い切った行動を取れる場合が多いのだ。まだ判断力に乏しいので失敗もしやすいけれど、いくらでもやり直しが利く。また、年を取ってお金がないと、何にも決められなくなるという事も言える。

そして、判断力と決断力のバランスを取るのが欲望ではあるまいか。これがどうしても欲しいというのは、間違えながらも前に進む原動力というか、生きる力の表れそのものではあるまいか。バカになるくらい欲しい物は見つけられなかった。それが情けない。自分の生命力は弱っているなあと、反省した一年だった。

ベスト石田

このYouTube チャンネルをよく見ている。語る内容もそうだが、語り口の重要性が分かる。品があり、声も良い。

昨夜はそのウォッチ情熱応援団が、ベスト石田表参道店でトークショーを開催するというので行って来た。カール・F・ブヘラを語る、である。

ニッチに過ぎるのだが、今後、石田でブヘラの取り扱いを始めるので、そのテコ入れイベントらしい。

この手のイベントには初参加なのだが、立食パーティー形式で、シャンパン片手に交流するのね。趣味人の集まりなので、異様な熱気があった。ああだこうだと語り合って、自分もその一員だが、変態紳士感が凄い。なんだか、飢えが満たされた様な気がする。最近、この熱が足りない。

ブヘラはスイスでは和光の様な立ち位置で、老舗の時計店だが、自社ブランドも製造しているらしい。馴染みのないブランドだが、映画のジョン・ウィックでキアヌ・リーブスが身につけているそうな。仕上げが綺麗だ。

お突き合い

先日、空手の稽古に出掛けて稽古仲間とお腹を突き合っていたら、この10数年間で先生から初めて突きを褒められた。

元々、突きは下手で関節技が得意だ。いっそ合気道か柔術でもやれば良いのではないかというくらいだった。

この3ヶ月ほど、クーサンクーの型ばかりをやっていたのが効いたのだろうか。猫足立ちの修正が特に効果的だった様な気がする。人に押してもらうとよろけるのでガッカリしていのだが、姿勢が安定するまで修正したら、突きが打てる様になって来た。

この2週間、左腕が痺れていて難儀をしていたのだが、痺れが抜けたら前腕がやたらに太くなっている事に気がついた。調整しても痺れがちっとも抜けないので、謎だったのだ。出力が増して左腕に負荷が掛かっていたのかもしれない。ただの頚椎症だったら笑うが、そんな感じもしないな。

噛み合わせ

手首が痛いというご相談。手首の内側の一点が痛み、手を床に着け様とすると更に痛むとの事。

頸椎に強張りがあるので、原因として見当をつけて施術を進めたのだが、痛みは止まらなかった。

それで、久しぶりに意地になってしまった。お代は結構なので、明後日にまた来てくださいとお伝えした。

仕事としてはかなり不味いのだが、このくらいは当然すぐに良くなるはずだという傲慢な動機による。というよりも、因果関係を分からないままにしておくと大変に気持ちが悪いのだ。

2回目に、よくよく体を調べてみたら、歯の噛み合わせから頸椎に強張りが出ている事が特定出来た。噛み合わせを調整したら、頸椎の強張りが消えた。今度は手首の痛みも軽症化した。数日後には完治したそうだ。ただ、その間に歯科にも行かれている。

噛み合わせの調整については、歯茎を調整する。悪くなっている歯は歯茎が緩くなっているのだ。

歯茎の調整をする様になったきっかけがある。何年か前に、友達とウェスティンホテルのビュッフェに出掛けた。その帰りの電車で、友達からお前の前歯、透明になってないか?と指摘をされた。

家で鏡で確認すると、確かに歯が青白く透明感のある状態になっていた。歯の裏に指を入れると、表側から透けて見えるではないか。かなり慌てた。それで研究をしたら、歯茎を調整するのが有効だったのだ。当初は歯の色を問題にしたのだが、この手法は噛み合わせにも有効だった。

薄毛もそうだが、結局、自分の為に研究した事が役に立っている。侵襲性がないので、優位がある。なんならこれ一本で飯を食う分には不自由しないだろう。すぐに飽きそうだから、一本化はしないけど。

RRR

『バーフバリ』を監督したS・S・ラージャマウリの新作『RRR』を見て来た。イギリス統治時代のインドを舞台に、独立運動を行った2人の男性が主人公。

総督府のダンスパーティに出掛けて、イギリス人男性から、西洋にはタンゴやワルツがあるぞ、インドには何がある?と挑発されて、ナートゥがあるぞと答えてダンスシーンは始まる。

ほとんどの人にとって、見た事がないタイプの映画なのは間違いない。『マッドマックス 怒りのデスロード』は越えているのではないだろうか。

高血圧

急に寒くなり、腎の負担が目立つ。発汗と排尿は相互補完するので、寒くなり発汗が減ると泌尿器の負担が増えるのだ。

火照ったり、微熱が続く様な症状が多い。頭頂部に触って汗ばむのもそうで、火照りの一環である。

また、冷えて血管が縮むので、血圧も上がりやすい。これは水を飲んで、トイレに行くと下がりやすい。高血圧の方にはトイレの遠い人も多いのだが、もう尿意に鈍くなっている場合もあるので、尿意がなくてもトイレに行くと意外と小水が出るかもしれない。

血圧が上がると、脳梗塞の心配のある人にはリスキーなのだが、風呂場とトイレで倒れる人が多い。大概、北向きに作られるので、冷えやすいのだ。用心するなら、温度差を作らない為に風呂場にストーブを入れて、入浴の前後には脱衣所を温めておくのが良い。

最近も倒れる方がいて、これは予想していたので悔しい。もうリーチが掛かってますよと伝えていたのだ。どこを見ているのかというと、掌と頭蓋である。

高血圧になると掌には薄い手袋をしたみたいな厚みと張りが出るし、頭に鬱血があると頭皮がパンパンに張りついて、頭蓋がボーリングの球みたいに固くなる。そして、本当に危ない時には掌の厚みが減って、頭皮の張りが増す。頭に血液が集まって、末端の血流が減る為だろう。

ユキちゃんのひとりごと

youtubeのお薦めに出て来たので見たのだが、この77歳のお爺さんの語り口がおもしろいのだ。近頃の若い者は黒ばかり着てけしからん。黒いシャツなんてムッソリーニのファシスト党でしょう、との事である。自分の仕事着は黒づくめなので、笑ってしまった。山本寛斎は日本人は黒しか似合わないと言ってたけどね。

ファッションは興味の範疇外だったので、知らない話しかないので新鮮だ。

自分にとって一番必要な栄養は、興味のなかったジャンルにこそあるというのが持論だ。好きな事だけを続けていると、栄養失調になる。若い頃に一度だけ就職したけれど、その時も一番向いていない仕事は何だろうかと考えて営業マンを選んだ。やっぱり向いてないなと確認してすぐに辞めたのだが、本当は三年くらい行儀見習いをすれば良かったのだ。色々もう少しマシになっていたはずだ。

やはりおもしろい。番組の構成が完成されている。

大人

20年くらい前に、テレ東で観た深夜映画が印象的だ。

物語の舞台はニューヨーク。資産家の娘がいて、彼女はヒッピーだ。彼女が、父親にスピリチュアルの指導者を招く事をねだるところから物語は始まる。

一方、インドにはハリウッドスターを志しながら、農村で燻る俳優の青年がいる。

何の手違いか、その青年がヨーガのヨーギーとして、ニューヨークに招かれるのだが、ヒッピーの資産家の娘はチベットのラマが良かったのにと憤慨する。

娘に嫌われるとインドに送還されてしまうので、その俳優の青年はあの手この手で娘を籠絡する。すっかり心酔した娘は、青年を教祖にしようと社交界への売り込みを始める。

結局、青年はアメリカのセクシー女優と恋に落ちて、娘はフラれてしまうというのがオチ。なんというか、モンティパイソンから確実に品の良さだけを抜いた様な筋書きである。

ところで、もう10年以上前の話である。当時、60歳くらいの女性が訪ねて来た。何となく感じるものがあって、ご同業の方ですか?とお尋ねしたら、否定するお返事があった。

しかし、施術中も妙な気を飛ばして来るので、帰り際の靴を履いている時に、それで、お仕事は何をされていますか?とお尋ねしたところ、鍼灸師だと教えてくれた。

本当は整体をやりたかったけれど、そんな胡散臭いのは止めろとお父様に反対されたので、諦めたという事であった。実に真っ当なお父様ではなかろうか。自分が卒論の指導教官に進路を報告したら、宗教だと思うが頑張れと爽やかなエールが返って来たものである。

近頃、よく思うのだけど、どんな進路を選んでもその道なりに深めていく事は出来るし、誰と一緒にいてもそれなりに仲良くやれるのが大人ではないだろうか。自身、受験の際に明治鍼灸大の願書を取り寄せていたりするので、そちらに進んだとしてもそれなりに楽しかったはずだ。

また、本当にやりたかったのなら、誰に止められてもやったはずなので、親のせいにするのも筋が違う。人生の結果は自分で引き受けた方が悔いは残らないでしょう。それをやっていないとしたら、それはしない事を自ら選んだ結果ではないのか。

東京リベンジャーズ

京都で竹馬の友を呼び出した。

中学は一緒だったが、進路は別れた。自分は私立の坊ちゃん校に進学し、彼はヤンキー高校へと進学した。よく彼の学校の生徒に母校の生徒が絡まれる事件が発生したものである。

ある日、県立武道館の前で、彼が誰かの襟首を掴んでいるのを見かけた。近づいて見たら、絡まれているのは自分が所属している弓道部の部長ではないか。慌てて止めた事を思い出す。

人生は分からない。後年、襟首絞められていた方は刑事になり、絞めていた方は機動隊員になっている。

高校時代、彼にはよくライブに連れて行って貰った。女の子を口説くダシにチケットを買って、それに失敗するとこちらに回って来る仕組みだった。ほとんどの場合、彼は隣席で寝ていた。

花火大会にかこつけて、後輩の女の子を紹介された事もあったな。世話になりっ放しではないか。その時は、途中で彼の先輩達と合流して、東京リベンジャーズになってしまったのだが。

会うのは10年ぶりくらいだろうか。焼き鳥屋に連れて行って貰ったのだが、この店の店主を逮捕した事があるので、覚えていないと良いなとこぼしていた。あまり変わっていない。幸せそうで良かった。

大鵬

先週、京都に出掛けた。

この数年、寺門ジモン氏の薦める店に行くのを趣味にしているので、今回もそうした。四川料理の大鵬である。インド料理とはまた違った複雑な香辛料の味わいがする。上品だ。これは近所にあれば通っているだろう。

ついでに、錦市場で雀の丸焼きを食べた。これは好んで食べる物ではないな。骨張っていて可食部が少ない。鰻の骨せんべいみたいだ。

基本的に、喫茶店巡りをしていた。イノダコーヒー、スマートコーヒー、髙木珈琲等、老舗の喫茶店が多い。落ち着く。

そういえば、会計をクレジットカードで済ませたのだが、暗証番号を打つ際に、店員さんが掌で読み取り器を隠して見えない様にしていた。これ、京都の他の店でも計4回見たのだが、東京では見た事がない。関西圏のマナーなのだろうか。

京都国際マンガミュージアムに出掛けたら、休館日だった。30万冊の蔵書で5万冊が常設展示だそうである。これは残念だった。

栄養状態

施術者として、60代半ばから70代半ばの方を対象とした施術で、自分の仕事の出来に不満を覚える事が多い。もう体力が落ちているので、こちらの見積り通りには変化しないのだ。

逆に、80代以降になると、これは無理だろうというご相談内容でも、意外と結果の良いケースが増える。身も蓋もない話をすると、そのくらいの年代になると丈夫な人しか残っていない。

高齢者の体力の有無がどこで分かれるのかというと、遺伝というと話が終わってしまうので、それ以外の要素を考慮すると栄養状態ではないだろうか。

だから、年を取って痩せる様なケースは体力がなくなるので、あまり肯定的には見ていない。多少、太っていて、高血圧なり糖尿病なりの持病を抱えていたとしても、食べられる人の方が丈夫だ。

栄養状態が良いと、太腿に張りがある。太腿の間にシャワーの水が溜まる感じというか。栄養が足りなくなると、途端に太腿から痩せて来る。施術の際に人によっては、やたらに食べる事をお薦めする場合があるのだが、そうした場所を見て判断をしている次第だ。

そういえば、20㎏も痩せる様な急激なダイエットをした後に癌になる人を時々見掛ける。大概、大酒飲みだ。順番的に、癌になったから痩せるのではなくて、ダイエットの結果としてそうなっている様に見えるのだ。どこか無理があるのだろう。生き物としてのリズムがあって、急激な変化には耐えない。観葉植物なんかも栄養剤を与えすぎたり、急に減らしたりすると枯れてしまうではないか。ダイエットするにしても、どのくらいのペースが良いとか、本当はあるんだろうな。

夏休み

夏休みにして、北海道に出掛けていた。

九州行きのチケットを取っていたのだが、台風の直撃で欠航。行き先を北海道にした。

難点は車の運転が出来ない事で、移動はバスと電車頼りだ。北海道には知人も多いのだが、旅程に余裕がないものだから不義理をした。

旅程は札幌から旭川、そこから富良野に降りて、帯広を経てまた札幌へ戻った。内容的には、温泉、食べる、寝るの繰り返しで穏便だった。

印象的なのは凌雲閣だ。茶色い源泉掛け流しの温泉で、鉄分が強いのか、入浴後には髪と肌がコーティングしたみたいになる。

旭川の老舗居酒屋の天金には感動した。イカのルイベは初めて食べた。食べ物は鮮度が違うので、寿司はそのままで旨い。北陸出身なので鮮度の良い魚介には慣れている方だが、北海道のはワンランク上ではないだろうか。

なんというか、中華が火と油に依存して、幅広い食材を食べ様とする試みだとしたら、和食は食材の鮮度に依存する料理だと感じる。

旅行中、革靴が雨で濡れて皮が縮んだのが不味かったのか、古傷が痛むのには難儀をした。過去に足首を骨折していて、欠けた外踝の骨辺が偽関節になっている。そこがたまに痛むのだ。

東京に戻ってから本式に調整した。まず関節を固定する手技を試してみた。関節は柔らかければ良いのかというと、そうとは限らない。ネジの締めが甘いみたいなもので、関節が過剰に動く事でかえって傷める場合がある。ただ、これは滑った。あまり効果がない。

次に、足裏の弛緩部位を調整してみたら、これは良かった。すぐに痛みが消えた。外踝を確認したら、偽関節も固定されている。普段の施術では、足裏をそこまで細分化して調整はしないのだが、偽関節の境目が触って分からないくらいになっているので驚いた。これは応用を探ってみたい。捻挫や骨折にそのまま使えるかもしれない。

与太話

2016年、サンフランシスコに出掛けた。空港に着いて2時間後には射撃場にいた。初渡米でまずやる事がそれなのかという話なのだが、スケジュールの都合である。

ガンインストラクターのタフ高橋さんに、ホテルまで迎えに来て頂いた。

型が決まっている。景気の良かった時代には、任侠団体がよく研修に訪れたそうである。

タランティーノ風のキツめの下ネタを飛ばして来るので、負けじと応じていたら、アンタおもしろいねとドライブに連れて行ってくれた。昔から同性で気が合うのは大人しい人かアウトローで、どちらも自分の鏡の様に感じる。

サンフランシスコ市内の日本人街に連れて行って貰ったのだが、要はビル一つである。比べると、翌日、セグウェイを借りて中華街に出掛けたのだが、こちらは正しく街一つである。悲しいかな、日本人は寄る辺なき民なのだ。

自分はリバータリアンの個人主義者扱いをされてしまう事もあるのだが、誤解だ。リバータリアンには老化や病気などの不可避のアクシデントを考慮しない弱点がある。人は一人では生きられない。それよりは、人間関係を安全保障に組み込む中国、東南アジア型の社会の方が洗練されて感じられる。

例えば、アメリカは訴訟社会だけど、それは歴史が浅い為で、時間をかけた合意形成がないから、そんな事になっているのではあるまいか。あちらではマスクをさせるにも罰則が要るけれど、本邦では同調圧力で済む。社会を維持する為のコストの支払い方の違いではあるまいか。

日本の場合、幕藩体制で250年も保つ様な国だから、藩の代わりに会社に忠義を尽くす終身雇用モデルは、民族性に合っていた様な気もする。むしろ、それ以外のモデルが未だ見つからないのが問題で、現状、新自由主義と西海岸の企業文化をカンフル剤にしているのだが、そんなの長続きするものかね。この先どうするのだろうか。

円安

円安が続いている。私的にも、海外サイトから時計を買うつもりで何本か目をつけていたのだが、円安が進み過ぎて断念した次第である。時計はドル建てなので、価格は数か月前の1,4倍くらいになっている。AtelierWenやMonta watchに別れを告げた。

今の自分が10代だったら、海外に出稼ぎをする為の準備をするだろうな。海外赴任から帰国された方から現地の給与水準を伺うと、例えば、スイスの保育園の初任給は60万円だそうである。ちなみに、スーパーの時給は3,000円。日本のおよそ3倍である。

色んな方から受験の話を伺うのだが、そのゲームの前提が陳腐化しそうな懸念もある。近未来の日本においては国内の大学を出ても、投資した教育費に見合った収入はもう得難いかもしれない。

さて、この年になると海外に出る気力も動機もないのだが、レクリエーショとして英語を勉強している。主要な目的は、邦訳の止まった作家の続編を読む為である。だから、発音はどうでも良い扱いだったのだが、試しに導入した英語学習アプリのELSAspeakが意外におもしろい。発音の矯正が実に細かいのだ。

やってみると、これまで目と耳をいかに使っていなかったのかが分かった。集中すると、全然違うのね。記憶力が急に上がった様に感じられる。記憶力に自信はなかったのだが、電話番号などの数字を覚えやすくなった。もしかしたら、これは脳の問題というよりは、視覚の問題だったのかもしれない。そういえば、自分は暗い部屋でも明りなしで平気で過ごせてしまう。視覚が鈍くて、端から対象をよく見ていないからか。

ヤクルト1000

しばらく前に、ヤクルト1000を頂いた。飲むとよく眠れる様になると評判である。

自分の場合はいつも床について3秒くらいで寝てしまうので、入眠についての効果は検証出来なかったのだが、確かに目覚めは良かった。

製品開発者のインタビューを読むと、睡眠の質が上がるのは意図しない作用であって、メカニズムは謎との話であった。

近年、腸と脳との繋がりが脳科学的な話題になりやすい。さて、如何なる作用だろうか。不眠はご相談内容としてはポピュラーなので、手技的に研究しても良いかもしれない。

要は、腸のどこかを調整すると、眠りやすくなるのか?という関心である。

整体の睡眠についての定石としては、胸郭と後頭部を調整する。効果はまあまあある。ただ、高齢者のシビアな不眠には厳しい。

眠剤も短期的には良いのだが、体に抵抗がついてだんだん効かなくなるし、常用者の後頭部を見ると過緊張から萎縮して感じられる。他の方法を模索するべきだ。

運動不足→食事量が減る→不眠の悪循環を考えるけどね。念頭にあるのは、食べたら眠くなるじゃないというロジックである。また、夜間頻尿も考慮する必要がある。

ヤクルト1000を飲み続けて、腸の変化を観察してみようか。

タンパク不足

薄毛の話題である。

髪の太さの左右差を比べると、どちらか片方の毛が細い事がよくある。そちらの方が状態が良くない訳だ。

また、前後や対角で比較しても差が見つかるかもしれない。いずれにせよ、細いところから薄毛が進む可能性が高い。

では、どうすれば良いのかというと、まずお薦めするのはタンパク質の摂取。髪の毛は栄養不足に弱いので、例えば、一人暮らしの若年男性の髪の毛が細いなんて事がよくある。

タンパク質の摂取について、効果の点では豚肉を押したいのだが、毎日、無理なく続けられるのはゆで卵の方かもしれない。髪の毛が太く事なるでしょう。

産後半年くらいで抜け毛が増えるケースも多いが、母乳に栄養を取られる為である。これもタンパク質を摂ると軽症化が狙える。

ところで、中年以降、肉を食べられなくなったと伺う事もあるのだが、手指の第一関節を確認してみよう。タンパク質不足になると、指の第一関節が固くなって曲がりにくくなるし、進行すると指の各関節が膨らむ。ゆで卵が福音になるかもしれない。

意外に、リューマチもタンパク質を摂ると改善しやすい。ただ、成功体験としては軽度のものだけがあって、重度のものについては分からない。

事より物

革靴の内側に脂を塗りたくったら、痛みがすっかりなくなったので、感動した。この方法には、カビや型崩れへの懸念から賛否両論あるそうなのだが、履いて慣らすどころではない状況だったのだ。

最近、やっと自分の好きな物が分かって来た。時間と共に変化して、手間の掛かる製品が好きだ。銀、革製品、時計などが好みである。銀製品を磨いていると、妙な脳内麻薬が出て落ち着く。

数年使った革の鞄が傷んできたので、帆布の鞄を買った。写真を見ると赤錆染めが鮮やかだが、現物はもう少しマットな質感をしている。

近頃、買い物の話ばかりをしているのだが、物欲が後半生のテーマである。最近まで自覚もなかったのだが、若い頃は精神世界の住人みたいなものだった。実際、服を買う金があったら、本を買っていた。

若いとそれで良いのだ。Tシャツとジーンズで保つ。それが歳を取ると、みすぼらしくなって来る。老人になったら体も希薄になるから、ハイブランドの服しか着ないくらいのつもりでいる。しかし、痩せ枯れる前提で話しているのだが、かなり怪しい。

古稀を越えたデザイナーの方が来ている。BMWで乗り付けて、黒いコートに身を包み、ヒールの音を響かせながらやって来る。玄関先で煙草を吸うのだが、灰皿に残った吸い殻には紅いルージュの跡、といった具合である。格好良いのだ。

7、80代の紳士が、去り際の玄関先で仕立ての良い帽子を胸に当てて、さようならとやるのも素敵である。実際にやられて感銘を受けた。その年齢まで生きていたら、真似をしたい。

要するに、老いについて考えている様な気もする。

アレルギー

1週間くらい前に桃を2個食べたら、臀部から大腿部にかけて湿疹が出た。これまで気がつかなかったのだが、どうやら桃にアレルギーがあるらしい。

体を調べたら、膵臓がおかしい。お腹を叩いたら、胃の裏に響く。ある種の糖分に耐性がないのだろうか。体に合わない酒を飲んだ時の反応に近い。調整したら、湿疹はすぐに引いた。

翌朝、懲りずにまた桃を一つ食べたら、少し痒みは出たが、調整したら引いた。この程度なら、慣らしていけば大丈夫かもしれない。

というよりも、過去にも桃を食べる機会はよくあったので、不思議ではある。ポカリの飲み過ぎで、膵臓のキャパシティが小さくなっていたのだろうか。数日後にまた食べたら、今度は平気だった。

流石に、桃アレルギーを改善したいという依頼は過去になかったので、サンプルが自分以外にはない。また、豆や蕎麦のアレルギーの機序は異なるのだろうな。

ただ、何らかのアレルギー持ちの方から、通っている内に何時の間にか改善したというご報告を受ける事はたまにある。問題点は、メカニズムを理解していないので、再現性については不安がある点だ。最中の人を調べたら分かるかもしれないけれど、豆や蕎麦のアレルギーは酷いとひっくり返ってしまうので、まさか試す訳にもいかない。

革靴

ちゃんとした革靴を持っていないので、買う事にした。

せっかくなので、価格帯を変えて、何が違うのかを体験してみようと思いついた。それで、銀座に出掛けた。

何軒か回ってみて、3万円くらいの靴も30万円の靴も、革の品質には差を感じたけれど、外見はそこまで変わらないという印象をもった。どれも格好良く見える。もしくは、初心者の自分には分からない。

むしろ、当たり前なのだが、高級店ではサービスが違うのでそれには驚いた。メールアドレスを登録したら、担当者から丁寧なメールが数回も届くので恐縮した。

高級品はこうして売るのかと感心もした。比べると、時計業界には例外も多いけれど、高騰で殿様商売をしている店も目立つ。100万以上の価格帯の品を売るサービスではないな。

PIAGETではその接客に感動したくらいだけど、宝飾店で時計を見ると丁寧なので、時計専門店のカルチャーなのかもしれない。労働市場的には、他の業界に転職したら通用しなくなる様な接客スキルでは不味いから、販売接客業に進路を取るなら、最初の就職先はデパートが良さそうだ、と想像する。

結局、お店はスコッチグレインに落ち着いた。足の採寸を初めてしたのだが、意外に小さい。24㎝しかなかった。また、日本人には甲高が多いというが、自分もそうだった。品物を確認したら、靴紐を結びやすい様に、長さに左右差をつけてあるので、日本的なクラフトマンシップを感じた。

それにしても、グッドイヤーウェルト製法の靴は、慣れるまで固くて痛いとは耳にしていたのだが、ここまで痛いものだろうか。ローキックを貰うより辛い。靴底が曲がらないのも不自由だ。履き出して3日目なのだが、早くも挫折しつつある。一月ほどで革が足に馴染むというのだが、調べたら、その期間は絆創膏上等らしい。世のサラリーマンを尊敬する。

斜視

フケが出やすかったのだが、目の疲れを取ったらすっかり良くなった。

目の神経の影響は意外な部位に、広範囲に及ぶ。例えば、手指の逆剥けもそうだ。ハンドクリームを塗っても改善しない手荒れは、眼精疲労が原因かもしれない。

ただ、自分の逆剥けの場合は目とは関係なしに、ガラスの爪やすりで磨く様にしたら出来なくなった。

目といえば、自分の斜視を調整した。数十年来、右黒目が外に流れていた。未熟児の斜視なら、栄養を多めに摂らせると改善するのだが、大人はそうも行かない。手技で改善を図った。

気にした事もなかったので放っておいたのだが、手技の練習の為である。斜視はあっさり良くなったのだが、翌日が大変だった。飛蚊症が大量発生したのだ。長年、それで適応していた物を動かしたものだから、妙な反応が出たのかもしれない。

流石に参ったのだが、2日後に落ち着いた。元の斜視の状態に戻ったから、飛蚊症が落ち着いたなんてオチだろうかと予想もしたのだが、1週間経っても黒目の位置はそのままである。球技が上達しないものだろうか?過剰な期待か。

しかし、施術でも感じる事だが、この手の経験をすると、自然治癒力は本当に仕事をしないと感心する。少し手を加えたくらいで良くなるのなら、放っておいても良くなりそうなものではないか。

そこから、身体機能の回復には、違和感が重要だという事が言える。それを異常として認識しないと、自然治癒もしない訳である。

レクリエーション

昨日は台風予報だったので、これは良い機会だと武術の稽古にのこのこ出掛けた。案の定、少人数だったので、密度の濃い時間を過ごせた。

正面から突っ込む癖があるので、格下にはそれで良くても格上にはすぐにやられるぞと先生から指導を頂いた。確かに、圧を掛けて疲れさせる手法を好むのだが、後輩にしか効いていない。

横でそのやり取りを聴いていた稽古仲間からも、正面から来るのでカモだと思っていたという趣旨のアドバイスもあり、ぐうの音も出ないのだが、明確な課題が見つかったので大満足である。

真正面からだと、相手の圧の方が強いとあっさり押し負ける。自分の正中を相手から外すのが練習課題だ。

亜熱帯

暑くなってから、酒も飲まないのに、飲んでるみたいな腫れぼったい肝臓をしている人をよく見かける。

肝臓は老廃物を水溶性に分解して尿として排泄するのだが、どうやら汗をかき過ぎて、膀胱に回す為の水が足りなくなるらしい。それで、肝臓の機能不全を起こす訳だ。

本来、体が乾くのは冬なので、こんな乾き方もあるのかと勉強になる。もう日本の気候ではない。

自分も汗をかき過ぎて、臭いが堪え難い。普段は石鹸を使わないのだが、流石にこの数日は敗北宣言をして使っている。東南アジア辺りに住んでいると、石鹸なしの生活は不可能なのかもしれない。

深息法

横隔膜を”発見”した。

いや、前からあっただろという話なのだが、重要性を認識したのである。

横隔膜が固くなると、鳩尾の辺りが布をピンと張ったみたいに固くなる。それに釣られて、内臓も固くなる。施術上、内臓自体の固さとそれとを区別する必要がある。

意外と頚椎が横隔膜に絡んでもいるので、その辺りの関連を調べている。

それで気がついたのだが、自分が呼吸する際には肺の膨らみが極端に少ない。肋骨越しに肺の動きを見ると、吸気の際にあまりに膨らまないので、一瞬、肺気腫を疑ったくらいである。

よく観察したら、肺の代わりに横隔膜がやたらに動いている。なるほど、腹式呼吸とはこういう事かと今更ながらに感心した。胸を張って胸式呼吸を意識したら、肺がちゃんと膨らむので安心もした。ただ、左肺の機能が少し悪い。それで、深息法をやり直している。

深息法は腹式呼吸と胸式呼吸を組み合わせた欲張りな呼吸法で、呼吸器の機能改善に卓効がある。気合法ばかりやっていたが、これも必要だ。

コロナ

今年も酷暑だが、夏バテや熱中症の中身は胃腸炎だったりする。お腹に触ると、カマボコみたいに固い。

頭に触ると火照って感じられるのは、放熱が上手く行かなくなって、もう日射病の一歩手前なので要警戒。頭痛や眩暈を起こしやすい。手当としては、ポカリを飲むのが良い。

コロナも大流行している。罹患した人をもう何十人か見たけれど、体の共通点は胃腸が疲れていると回復が遅れる点だ。

だから、症状が重かったり、後遺症がある方には断食をお薦めしている。可能な範囲で試して貰えば良いし、もし食べるとしても消化に負担を掛けない物が良い。満腹になると、咳き込みやすい。

そんな訳で、胃腸が疲れるとコロナに罹りやすくなるという自説を持っているので、コロナ対策=夏バテ対策である。最早、大塚製薬の回し者と化してポカリスエットを薦めている。お腹の張りが取れるのだ。熱中症には、水だともう受け付けない面がある。ただ、ポカリは太るし歯を悪くしやすいので、飲み過ぎ注意だ。

お盆過ぎて暑さが和らいだくらいの時期から、コロナ患者数も減るんじゃないかと希望的観測をしている。

リベンジャー

連休に長野に出掛けた。普段、よく利用する矢向の志らくの湯のオリジナルが蓼科にあるので、そちらを訪ねたかったのだ。

しかし、辿り着けなかった。縄文天然温泉尖石の湯に行きたかったのだが、尖石温泉縄文の湯に間違えて行ってしまったのだ。間違い探しなのか?そうなのか?分からないよ。

現地ではバス移動で本数も少ないので、軌道修正も利かなかった。東京から高速バスでわざわざ出掛けたのに如何ともし難い気持ちになった。露天風呂に浸かりながらスッポンポンで気がついたのだ。ここ違う?

これまた間違えて入った所もお湯が良いので、ますます複雑な気持ちである。確かに、蓼科辺りの泉質は志らくの湯に似ている。妙に疲れが抜けるのである。

来月辺りにリベンジしたい。

掃除機

10年くらい使った掃除機が壊れたので、買い替えた。

それで、日立製の掃除機を買ったのだが、使いやすくて感動した。重心の位置がものすごく考えられている。

以前はシャープの掃除機を使っていたのだが、特徴はエコ機能で、首の部分を立てると停止する仕組みになっている。欠点はエコ機能の停止ボタンがない事で、いちいち停まるので使いにくいのだ。急制動によってモーターには負荷が掛かるので、どこがエコなのかも分からない。製作者はとりあえずエコが流行っているから、エコ機能を付けたとしか思えないのである。何にも考えていないのではないか。

しばらく前にラジオを聴いていたら、新興アパレルブランドの担当者が出演していて、話からは普通の服飾ブランドに聴こえたのだけど、ブランドの理念を問われて、これまたエコですと答えていた。それは一日一善みたいな話で内容がないじゃないか。

例えば、これが呉服屋さんであれば、着物は糸を抜いたら一枚布に戻ります。仕立て直しが出来るので、洋服よりもエコですと主張する事が可能である。ハッタリの利かせ方ってものがあるんじゃないか。

実際の機能と主張とが乖離していると、違和感甚しい。物作りは、頭の中で9割方詰めてから形にするものなんじゃないか、という気がする。

石田茂

修理に出していた煙管が戻って来た。美しい。銀の肉厚な感じが何とも良い。自分が初めて物欲に負けたのが、石田茂氏の作品である。それまで強烈に欲しい物などなかった。

夢中になって、どこに行くにも持ち歩いていたのだが、北海道のマダムとお酒を飲みながら、チェーンスモーキングをしていたら、粋じゃないわねえと笑われた。確かに、パパッと済ませるのが粋である。

煙管をきっかけに時計趣味に目覚めていって、今は物欲の塊である。このまま骨董趣味にでも進化すると、経済的な死を迎えそうである。