掃除機

10年くらい使った掃除機が壊れたので、買い替えた。

それで、日立製の掃除機を買ったのだが、使いやすくて感動した。重心の位置がものすごく考えられている。

以前はシャープの掃除機を使っていたのだが、特徴はエコ機能で、首の部分を立てると停止する仕組みになっている。欠点はエコ機能の停止ボタンがない事で、いちいち停まるので使いにくいのだ。急制動によってモーターには負荷が掛かるので、どこがエコなのかも分からない。製作者はとりあえずエコが流行っているから、エコ機能を付けたとしか思えないのである。何にも考えていないのではないか。

しばらく前にラジオを聴いていたら、新興アパレルブランドの担当者が出演していて、話からは普通の服飾ブランドに聴こえたのだけど、ブランドの理念を問われて、これまたエコですと答えていた。それは一日一善みたいな話で内容がないじゃないか。

例えば、これが呉服屋さんであれば、着物は糸を抜いたら一枚布に戻ります。仕立て直しが出来るので、洋服よりもエコですと主張する事が可能である。ハッタリの利かせ方ってものがあるんじゃないか。

実際の機能と主張とが乖離していると、違和感甚しい。物作りは、頭の中で9割方詰めてから形にするものなんじゃないか、という気がする。

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